パウロの森くらぶ・森林環境教育
八王子市恩方第1小学校4年生出前授業
【 森の観察、間伐見学、間伐材の皮剥き、丸太切りを体験する 】
2021年10月11日(月)
10月1日は雨天のため中止となり、予備日の10月11日は晴天、無事挙行できた。9時15分過ぎ、パウロの森に子供たちの声が木霊する。昨年以来の来園で、とても楽しみに来たという。わくわく感一杯である。
安全注意、体操の後、各班に分かれて森の探索。短い時間であったが、椎茸やナメコの榾木、シロヨメナの群落、フユイチゴの若い実の群落に感心。途中クモが?ザトウムシであったが皆初めて見たという。針葉樹、広葉樹の違いを確認しながら、サワラの大木のところへ。樹齢200~300年だろうが、手で触ってその逞しさを感じていた。
いよいよ、スギの大径木の伐倒である。間伐の意義はやはり山に近いところに棲んでいる子たちである。おおむね理解していた。間伐を見るのは初体験。受け口、追い口を切り込むのを真剣に見ていた。地響きと共にほぼ想定通り伐倒完了。早々皆切り株に集まり樹齢の確認や木の香りを確かめていた。
次は、小径木のスギやエゴノキの玉切りである。ノコギリは不慣れであったが、2個切るうちに皆上手になった。馬に乗った木を抑えるなど、チームワークで盛り上がった。自分の机の上に飾る、ペンダント的になど、とてもいいお土産になった。
スギの大径木の皮むき。30分弱の時間であったが、初めはなかなか剝ぎづらく苦戦していた。ところが、皆で横に並び一遍に剥げる快感を覚えると、皆で声を掛け合い、節の部分をうまくクリヤしながら大径木を回転させていた。最高の体験だったようだ。(写真は開会式の様子)
【参加人数】恩方第一小学校:生徒35名、校長先生他2名
【スタッフ】幹事:林 班長:池田、稲葉、上林、小勝、内藤、望月、森田、 間伐隊:槙田、野間、 アシスト:飯塚、
久保、前田。合計13名
森の観察
切り株の年輪を確認する
森の観察でツルリンドウを
スギの木の皮を剥く
間伐前に説明を聞く
玉切りを体験する
間伐:スギが倒れ始める
生徒達と玉切りを楽しむ
(※)本事業は、ふるさとのシンボル的な森の再生を目的として、(公社)国土緑化推進機構の「緑の募金」の活用により実施されたものです。この事業で使用した「緑の募金」は、「ファミリーマート夢の掛け橋募金」からの寄付金によるものです。