NPO法人 森づくりフォーラム、東京ボランティア・市民活動センター共催、パウロの森くらぶ実施
企業向け森づくり体験会2023モニター
2023年 6月18日(日)

開会式:パウロの森くらぶ代表の挨拶
開会式:パウロの森くらぶ代表の挨拶

 NPO法人 森づくりフォーラムと東京ボランティア・市民活動センター共催「企業向け森づくり体験会2023モニター」を実施しました。

 2018年から実施してきた「初心者のための森づくり体験会」を、従業員の社会貢献活動に関心のある企業向けに、東京ボランティア・市民活動センターと共同で新たに企画したものです。今回はプログラムのモニター〔試行〕として、主催元と参加企業の担当者とその家族合わせて8名3家族(うち子供3名)が参加しました。

 パウロの森の広場で開会式を行い、主催者から“森づくり作業の実際を体験して下さい”、パウロの森くらぶから挨拶とパウロの森についての説明、スタッフ紹介、プログラムの説明、安全注意がありました。

 最初は「座学」で、配布資料を使って日本の森林の現状と森づくり作業についての解説、伐倒模型を使って伐倒作業要領の説明を行いました。

  

開会式:パウロの森くらぶ代表の挨拶
開会式:パウロの森くらぶ代表の挨拶

 ヘルメットをかぶって、鋸やロープなどの道具を持って作業現場に移動して「森づくり作業体験」です。作業内容は間伐と造材作業です。伐倒木の下で作業手順の説明を聞き、参加者全員で間伐作業を体験しました。直径40cm高さ25mのスギを伐り倒します。作業場所の整理から、大鋸を使って受け口切り、追い口切りの作業を子供たち含めて交代で行いました。初めて体験する作業でかなり大変ですが、今日は「父の日」、お父さんと一緒に鋸を一生懸命挽いていました。

ロープを引いて重心を移動させると、ゆっくりと傾き出してドドーンと地響きを立てて倒れました。伐倒後に切り株を囲んで、受け口・追い口切りの作業が適切であったかどうか確認し、集合写真を撮りました。一休みの後、枝払い作業を行い、切った枝を森の隅に片付け、先端部を玉切りして広場に運びました。  

皮むき作業:子供たちが夢中になって剥きました
皮むき作業:子供たちが夢中になって剥きました

 午後は「間伐材の利用」作業です。参加者が運んできた伐倒材を輪切りにする作業と、スタッフが玉切りして運んできた直径30cm長さ1.6mもある幹の皮むき作業です。伐ったばかりの幹は奇麗に皮がむけます。巾1m、長さ1.6mのスギ皮ができ、忍者の“木遁の術”を体験!しました。

 最後に使った道具を手入れして体験作業終了。閉会式で、主催者から10月に本番の体験会を実施することの案内があり、森づくり体験会モニターを無事に終了しました。参加した家族は、伐倒模型と自分たちで伐ったスギの丸太を輪切りにした体験記念品を持ってパウロの森をあとにしました。


【参加者】 参加者8名(3家族と主催者2名)

【スタッフ】 森田、アシスト熊木、サポート 林、窓口 槙田

【報告者】 槙田〔報告・写真・HP〕


フォトギャラリー:                                    写真をクリックすると拡大し解説が表示されます。



今回は、主催者と対象企業の担当者の家族が参加して、プログラムのモニターを実施しました。本番は10月22日実施の予定です。