聖パウロ学園:ネイチャープログラム(PNP)

2017年5月24(水)

場所:聖パウロ学園学校林

 エンカレッジコースの生徒14名を対象にカレー作りと丸太椅子作りのネイチャープログラムが5月24日パウロの森で行なわれました。


  9時半、パウロの森広場に集合して開講式を行いました。主幹事から今日のプログラムの説明があり、続いて安全注意、準備体操を行った後、2班に分かれてカレー作りを開始しました。火おこし担当はスタッフから森と火についての話を聞き、先ずは火おこしの実習です。かまど周りの整理、焚付けの収集、薪の準備をして消火の方法を織り込みながらマッチで点火。材料の調理担当は包丁を使って材料を調理、次に米を洗い飯盒で炊飯開始、火力調整が鍵だが強い火にかけた飯盒は焦げもなく上手く炊けました。カレールーも生徒が真剣に調理したのでこれも上手くできました。

 

食事までの間は薪割り体験と植物観察をしました。薪割りはなかなか難しいようでしたが汗を流して頑張っていました。森の中を歩いた生徒はスタッフに教わったモミジイチゴ、クサイチゴ、ウグイスカグラを採取して食後のデザートにテーブルを飾りました。自分たちの作ったカレーを美味しく食べる生徒の顔は喜びに満ちていました。


  午後は前の週に伐倒したスギ材を使って丸太椅子作りです。皮むき、枕台、座台を鋸をひき、釘を打ち、鎹を打ち仕上げました。椅子の裏に全員の名前とメッセージを書き完成です。椅子は二つ作り班毎に第三広場に運び設置しました。重い椅子を森の上方に運ぶのは大変な作業でしたが全員が声掛けをしながら助け合いながら頑張っていました。


  生徒の自主性と共同作業を通して生徒間に連帯感が生まれたのが手に取るように感じました。このプログラムの目的がそこにあったことを改めて知りました。3時から各班の振り返りがあり3時30分に解散となりました。

 エンカレッジコース生徒14名、田中先生
 FITスタッフ: 望月政雄(主幹事・報告)、前田満子、瀧浪邦子、稲葉 力

かまどの火起こし体験

包丁を使うのが初めての子も

時間があいたら班長と森の散歩

班長の指示で大鍋でカレーを作る

ベンチにする前にスギの皮むき(これが楽しい)

ベンチが完成に近づいた