聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
2月第3土曜日定例活動
2018年2月17日(土)晴れ 場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校 学校林)

 

 高尾駅北口に集合。天気も良く陣馬高原下行の臨時急行が出るなど、若い人も多く賑わっていた。2月第1水曜日の定例会は1月の大雪の影響で中止。気になる雪だが、バスの車窓から見る限り北側斜面に残る程度だった。

 参加者は13名。安全注意、安全体操の後、2班に分かれ、コナラの萌芽更新とほだ木づくりを兼ねた班と、消し炭作り及びかまど班、道具小屋整備班に分かれ、一部残雪が見受けられるパウロの森で作業が始まった。

 コナラの伐倒は、2組に分かれ順調に伐倒し、90㎝の玉切りを行った。木元の方はやや太く担ぐには重すぎる。手元ロープで片端を縛り引っ張った。幹が太すぎシイタケ発生にはちょっと時間がかかり過ぎるのが気になったが、とにかく皆で運び出した。皆かなり疲れた。その後炭焼窯の横の場所で乾燥させるため、井桁積みを行った。総本数は40本、接種のコマ数は概算で2,000強になりそうだ。

 現場に向かう時に見た雪上のイノシシやタヌキ等の足跡が印象的だった。昼は、消し炭作り等の班の方が用意した豚汁、落ち葉を使った3品種の焼き芋、定番のコーヒーが、皆の疲れを癒してくれた。

 午後は、ナメコ用のほだ木として、近場の東尾根中腹のヤマザクラを伐倒することとなった。高さ20数mと高さがあり、谷側へ傾いている。下の小屋方向へ倒さない配慮も必要だ。慎重に受け口を切り落とし、いよいよ追い口切りが始まった。方向性を調整するロープを引っ張るグループとの連携作業だ。しばらくすると、上空の風が強まり作業を中断。

 このままの放置は危険として、風のない頃合いを見て作業を再開。追い口切りとロープ張線との連携で悪戦苦闘の末ついに伐倒。ところが、風の影響もありやや右に倒れ、コナラに掛かってしまった。ここから、2時間近くの大変な作業が始まったが、最終的に1.3トン用のチルホールで木元を引っ張り、無事伐倒作業を終えた。

 今回の場合伐倒方向の精度の上げ方はどうするとよかったのか、チルホールやワイヤはどう準備しておくのがいいのかなど、次回の活動での議論が楽しみだ。予定より2時間ほど時間はかかってしまったが、みんなで精一杯力を出し切った後の、高尾駅での一杯は笑顔にあふれ格別でした。

 参加: 13名
 報告: 池田正博

きょうのお昼には、トン汁を準備した

7日には10cmの積雪があった広場の雪もすっかり消えていた

特別に焼き芋も3種類焼いた

かかり木の処理のため、みんなで力を合わせてロープを引く