パウロの森の四季 2022年

2022~23年冬編 12月~2月


2023年如月                                   2023年3月14日更新

・立春が過ぎて暦の上では春到来です。10日に雪が降り7~8cm積もりましたが春の淡雪、翌日夕方には殆ど消えました。冬至から1カ月半経つ2月は日没時間が大分遅くなり、日差しも強まり「光の春」です。

 

・パウロの森では、雑木林の木々の芽が膨らみだしはじめています。スギの木は赤い雄花を沢山つけて春風がふくと黄色い花粉を飛ばし始めています。花粉症の人には嫌な時期です。

 

・ビオトープにヤマアカガエルの卵塊がありました。今年も卵を産んでくれました。来月には小さなオタマジャクシが泳ぐことでしょう。椎茸圃場ではようやくどんこが顔を出しました。肉厚で表面が割れて面白い模様になっています。今年も椎茸となめこを植菌しました。二夏を越した来年秋には椎茸が生えてくるでしょう。

 

・日当たりの良い見晴らしの丘では、ダンコウバイの丸い冬芽が弾けだして黄色い花が咲き始めています。ヤマハンノキに沢山の雄花がぶらさがっています。地上ではヒメカンスゲの花が咲き出しています。先端が雄花でその下に小さめの雌花が咲いています。芽が伸び花が咲く「山笑う季節」ももうすぐです。

フォトギャラリー:森の写真   【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】                   


2023年睦月                            2023年1月31日更新

・新しい年2023年(令和5年)になりました。今年こそコロナのパンデミックが終息し、ウクライナで起こっている戦争が終結し、物価高が収まり、地球上の全員が安心して暮らせる年になって欲しいものです。

 

・新年を迎えたパウロの森では、雑木林の木々が葉をすべて落とし冬の寒空が透けて見えます。新年最初の活動日に、作業の安全と無事故を「パウロの森の神」に祈りました。

 

・真冬に椎茸やなめこが一つ二つ顔を出しています。椎茸は肉厚の「冬菇」ではありません。なめこは傘が裂けて干しなめこになっています。椎茸やなめこ栽培用にコナラとヤマザクラを伐採し榾木を作りました。春先に植菌する予定です。

 

・1月末には日足が伸びて眠っている森が目覚め始めたようで、コナラやクヌギの冬芽が少し伸びて広葉樹の森がポアーと膨れてみえます。

 

フォトギャラリー1:新年の森       【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】


2022年師走                             2022年12月30日更新

・2022年は国の内外で色々な事件や出来事がありました。相変わらず新型コロナウイルスの多数の感染者、ロシアのウクライナ侵攻に端を発したエネルギー価格の上昇と物価高・円安、祖国防衛を口実にした敵国攻撃能力構築や借金による防衛費の大幅な増加計画など、日本の歴史の転換点になるような年でした。

 

・師走を迎えたパウロの森では、コナラ・クヌギが葉を落とし森の広場は落ち葉の絨毯です。雑木林の落ち葉を熊手で搔き集め落葉溜めに積み上げました。腐葉土が出来てカブトムシが沢山発生することを期待します。

カシノナガキクイムシの侵入で葉を枯らしてしまったパウロの森で一番大きいコナラ【樹齢60年、直径60cm、樹高約25m】を切り倒しました。萌芽更新で森の若返りの一環になることを期待するものです。

 

・冬の眠りについた森で「火熾し研修」「チェーンソー研修」を行い、森林インストラクターやパウロの森くらぶ会員のスキル向上を図りました。また学園の生徒保護者対象のイベントでは、パウロ農園で育てたタデアイを使った藍染を楽しんで頂きました。

 

・今年はフユイチゴが当たり年で沢山の甘酸っぱい実をつけています。ヤブコウジと赤い実の競演です。木々の葉っぱが落ちて明るくなった森で名残のもみじが冬の日差しを受けて輝いています。オトコヨウゾメが黒く紅葉?しています。鹿に皮を食べられたスギの幼木があります。時々ピヨーと鳴き声が聞こえます。下旬には水を入れたバケツに厚い氷が張りました。

 

・来る2023年はウイルスも戦争も物価高も終息して、平穏で安心して暮らせる年なって欲しいものです。皆様、どうぞ良い年をお迎えください。 

フォトギャラリー1:森のイベント     【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】

フォトギャラリー2:師走の森       【写真をクリックすると拡大し解説が表示されます】


2022年秋編 9月~11月


2022年霜月(11月)               2022年12月8日写真追加、12月01日更新

新型コロナウイルスの感染者がまたまた増加し始め、今度の冬はインフルエンザと新型コロナの両方の感染拡大が心配されています。感染者がゼロになりそうもないので、感染後に処方して重症化を防ぐ薬が早く実用化され、感染症の分類がインフルエンザと同じ扱いになることを期待するばかりです。

 

・秋が深まってきたパウロの森ではコナラやクヌギの枯葉が舞い散っています。落ち葉が降りしきる森の広場では、学園の2年生が草木染に挑戦して柔らかな色合いに染めあげました。学園入口の芝生広場には、2年生がパウロの森のスギ丸太を使ってテーブルイスを3基作り設置しました。下旬には一般公募のイベント「クリスマスリース作り」があり、パウロの森の素材を使って自分だけのオリジナルリースを作りました。

 

・森の奥ではトリカブトが海の青色で咲いています。広場の周りでは、オヤマボクチがトゲトゲの花を、ミヤマフユイチゴとヤブコウジが赤い実をつけています。3年前に恩方小1年生が植えたメグスリノキがピンク色に紅葉しています。キノコの圃場ではナメコが顔を出しています。出初めは丸くて可愛い姿をしています。パウロの森はまもなく木枯しが吹いて『山装う』から『山眠る』に変わることでしょう。

 

フォトギャラリー1:森のイベント                                〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリー2:晩秋の森                                  〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕


2022年神無月(10月)                       2022年10月31日更新

・10月は台風の襲来もなく比較的平穏な月でしたが、海外からはハロウィーンで集まった若者の人間雪崩事故、吊り橋の崩落事故など大勢の死傷者が発生した痛ましいニュースが飛び込んできました。

秋たけなわのパウロの森に、9月に続いて地元の小学校の児童、聖パウロ学園の1年生、森林インストラクターの卵たちが訪れ、様々な活動を行いました。

 

・パウロの森では色々な秋の花が咲いています。グラウンドの脇では野菊(シラヤマギクやシロヨメナ)が、第二広場ではアズマヤマアザミやカシワバハグマが咲いています。雑木林の中でタカオヒゴタイが、見晴らしの丘でセンブリが1株咲いています。昨年、白いブラシ型の花を咲かせていたサラシナショウマが今年は見当たりません。夏の下草刈りした時に切られてしまったようです。

 

・森の広場の周辺では、サンショウやイヌザンショウやガマズミの実が赤くなっています。オトコヨウゾメも赤い実をぶら下げています。ツリバナは赤い実が5裂して橙色の種をぶら下げています。 

 

・今年の春先、周囲を補強して落葉をいっぱい貯めた「落葉溜め」に、夏の間にカブトムシが沢山の卵を産んでくれました。ふかふかの腐葉土をスコップで掘ると、大きくなったカブトムシの幼虫がいっぱい出てきます。イノシシに食べられずに、来年夏には大きなカブトムシになってほしいものです。

フォトギャラリーその1:森のイベント                              〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその2:森の草花と実、カブトムシ                         〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕


2022年長月(9月)                        2022年9月30日更新

・最悪時一日26万人を超えた新型コロナウイルス第七波の感染者が9月になり大分減少しましたが、まだまだ多くの感染者が報告されていて油断は禁物です。夏休みが終わり、児童や生徒たちがマスクなしで安心して勉強や学校行事を楽しむ日常が戻ることを祈ります。また今年は、連休毎に台風が日本列島を襲い各地に爪痕を残しました。被災された皆様にお見舞い申し上げます。

 

・パウロの森では色々な秋の草花が咲きだすころですが、今年はツルニンジン(別名ジイソブ)もヤマホトトギスもツリガネニンジンも見かけません。草刈りで刈られてしまったのでしょうか?真っ赤なタマゴタケも見かけません。アズマヤマアザミもまだ蕾です。芝生広場の片隅で真っ赤な曼殊沙華が一株咲いています。見晴らしの丘ではオトコエシが咲いていますが、オケラの花は見当たりません。今年は花が少ないようです。

 

・9月の半ば過ぎには、近くの恩方小学校の3年生4年生がパウロの森にやってきて、芝生広場で虫を追いかけ、森の道を元気よく歩いて探検し、スギの間伐作業を見学し、伐倒した材の皮むきを楽しみました。探検の後、森の広場で、家族が愛情をこめて作った、可愛いくて見て楽しそうなお弁当をみんなで頂きました。 

 

・バス停からパウロの森に向う坂道には栗林があり沢山のイガグリをつけています。割れたイガグリをつけた枝に花が咲いているのを見つけました。小田野公園では赤く熟した実と白い苞を広げた花をつけたヤマボウシがありました。実が熟れる秋に花を咲かせるとは、植物も気候の変化に戸惑っているのでしょうか?  

フォトギャラリーその1:森のイベント                              〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその2:森の自然                                〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕


2022年夏編 6月~8月


2022年葉月(8月)                        2022年8月31日更新

今月は中旬に台風8号が上陸するなど雨の多い月でした。特に東北地方では「線状降水帯」なるものが居座り、洪水の被害が発生しました。新型コロナウイルスのオミクロン株が流行し、19日には全国で過去最多の26万人の新規感染者が報告されました。ウクライナではロシアが侵攻して半年たってもまだ武力を行使して市民が犠牲になっています。大雨もコロナも戦争も御免被りたいことです。

 

・8月恒例のお楽しみイベント「ブルーベリ-摘み」がありました。程よく色付いたブルーベリーを味見しながら手際よく積みます。今年は1時間ほどで3㎏も摘んだ猛者がいました。ジャムや冷凍にすると1,2ヶ月程楽しめます。

 

・パウロの森は夏のイベントが一段落し、21日にボーイスカウト「森林愛護章」講習会が開催され、久しぶりに中学生高校生が森の中で「火熾し」や「森林観察」を行いました。

森の中の花は夏休みです。月末になって秋の花センニンソウやコボタンヅル、フユイチゴの花が咲き出し、アキノギンリョウソウが顔を出しました。昆虫たちは暑い夏でも元気です。恩方小の児童が植樹した「ナナカマド」の銘板裏にムモンホソアシナガバチが巣を作っていて、水遣り時に危うく刺される所でした。サンショウの葉っぱにカラスアゲハが産卵する瞬間を目撃しました。目の前の葉の裏に止まったと思ったら腹を曲げてお尻の産卵管から黄色い卵一個を産み着けさっと飛び去りました。ほんの2、3秒の早業です。

 

・パウロ学園の農園では、植えたタデアイやアカジソと雑草が競争しています。月始めに草取りしましたが、月末には草茫々です。再度1時間ほどの草取り作業でようやく農園らしくなりました。種を蒔いた綿の木が雑草の中から現れましたが、競争に勝てず少しいじけた姿でまだ蕾もありません。今年もふわふわの綿の実が収穫できそうもありません。

フォトギャラリーその1:夏のイベント                              〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその2 夏の森                                〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその3 夏の農園                             〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕


2022年文月(7月)                        2022年7月30日更新

・昨年同様、7月の暑い時期になって新型コロナウイルスの感染者が増加し、第7波の襲来です。世界で一番感染者の多い国になってしまいました。早く治療薬が行き渡り、普通のインフルエンザと同じ扱いになってほしいものです。上旬には元総理大臣が銃撃されるというあってはならない事件が発生しました。平穏な社会であることを願うばかりです。

 

・中旬には学園の「自然体験学習:パウロネーチャープログラム(PNP)」が実施され、1年生から3年生までの生徒たちがパウロの森の中で「間伐体験:1年生」「山道づくりと薪割体験:2年生」「火熾しとカレー作り:3年生」と色々な体験活動を行いました。

 

・学園のログハウス前やグランド脇のヤマユリが大輪の花を沢山つけて咲いています。芝生広場の脇ではオオバギボウシが花穂を5本も6本も伸ばして花をつけています。

 

・森の中では春に花を咲かせた植物の実が熟し始めましています。ミミガタテンナンショウの実が赤く熟し、ハナイカダの実が黒くなっています。6月に花をつけていたマタタビには、正常な形の実ではなくむしこぶの実が沢山付いています。クロモジやツリバナにも青い実がついています。ヒメコウゾの実は赤く熟し始めています。学園の体験学習(PNP)で生徒たちが「辛い!」と歓声あげながらサンショウの実を味わっていました。 

 

・第三広場のスギの木に5年くらい前に取り付けたムササビの巣箱が、近くで伐倒したコナラの枝が当って落下してしまいました。穴から中を覗くと、何かが入っているようです。広場に持ちかえって巣箱の屋根を取り外すと、中にはスギの皮や苔等を細かくしたふかふかの「布団」が入っていました。ムササビが棲家として使用していた跡です。

フォトギャラリーその1                                     〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその2:飯塚さんから森の稔りの写真を提供して頂きました         〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその3                                     〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕


2022年水無月(6月)                        2022年7月1日更新

・今年は6日に関東地方が梅雨入りし、下旬に猛暑日が続き梅雨の中休みと思っていたら、なんと観測史上最も早く27日に梅雨明けになりました。長く暑い夏になりそうです。

 

・6月の後半、夏至を迎えるパウロの森ではマタタビが葉を白くして虫を呼んでいます。白くなった葉の下で、雄蕊が沢山ある大き目の雄花と小ぶりの雌花をつけています。オカトラノオが首を横にした姿で蕾をつけています。もこもこと沢山顔を出したギンリョウソウが黒く枯れ始めています。

 

・芝生広場ではミミガタテンナンショウが実をつけ、雑木林ではハナイカダが葉っぱの真ん中に青い実を、クロモジやヤマブキも青い実をつけています。ツリバナの実が風に揺れ、シオデが小さな花火のような実をつけています。

 

・学園入口のパウロ農園では今年も通信制の生徒たちがトマトやナスなどの野菜を育てています。その一角を借りてパウロの森くらぶでタデアイや紫蘇、レモンエゴマ、綿などを植えていますが、今年は育ちが今一です。

フォトギャラリーその1                                     〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその2:アイを育てている前田さんから写真を提供して頂きました。           〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕


2022年春編 3月~5月


2022年皐月(5月)                     2022年6月1日更新

・5月を迎えて高尾駅からパウロの森に向かうバス道路の街路樹のケヤキが若葉一色になりました。風薫る5月になりましたが、皐月の青空を泳ぐ鯉幟が少子化の影響でめっきり少なくなり寂しい限りです。

 

・パウロの森では春から夏へ様々な植物が、次々に花を咲かせ、実をつけています。

上旬には、乗馬くらぶ下の道端でウマノアシガタが黄金色の花を、森の広場でキンランが煌びやかに咲いています。雑木林の中では、ギンランがひっそりと咲き、線香花火のような形をしたシオデや5枚の萼片が目立つツクバネウツギ、黄緑色に薄紅が差すスノキの花、マルバウツギ、コゴメウツギ、オトコヨウゾメなど花盛りです。

 

・下旬にはサイハイランが目立たない色で咲き出します。近くによって下からのぞき込むと紅紫色の唇弁が奇麗です。ヤブレガサが花序を伸ばし、ギンリョウソウがひょっこりと顔を出しています。森の広場周辺で、一昨年と昨年、楢枯れ菌が侵入して夏に葉が枯れてしまったコナラの大木に、新しい葉が出ています。枯れずに生き延びて欲しいものです。

 

・パウロ学園の農園に、イベントのアイ染で使うタデアイの苗を植えました。下旬には通信制の生徒の皆さんがトマトやキュウリ、ナスの野菜の苗を植えて農園らしくなりました。通信制生徒対象のイベントや一般公募のイベントがあり、森の中に生徒や子供たちの元気な姿が見られました。カブトムシ飼育教室では大勢の家族が訪れ、森づくり体験会では子供達も鋸を使ってスギを伐りました。

  

・大久保バス停からパウロの森への道では、バス停近くの民家の松の木にセッコクの花が満開です。坂道の上に張り出したエゴノキの枝に、二匹の青大将が絡みついているのを見つけてビックリしました。

フォトギャラリーその1:小川和恵さんと前田満子さんから素敵な花の写真と農園の写真を提供して頂きました〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその2:パウロの森は花盛りです             〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその3:パウロの森でのイベントなど             〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕


2022年卯月(4月)                     2022年4月13日更新

・4月を迎えて、ピカピカのランドセルを背負った小学校1年生、真新しい制服が眩しい高校1年生など、希望に輝く新入生が街中に目立ちます。コロナ禍での3年目の春を迎え、感染防止を図って入学式が行われています。学園でも入学式が挙行され、校舎前の満開の桜が新入生を歓迎しています。入学おめでとうございます。

 

・パウロの森では、雑木林の木々が冬の眠りから目覚めて新しい葉を開き始めています。白い産毛に包まれたコナラの若葉、花と若葉が一緒になって開くウリカエデ、冬のコートを脱いだホオノキの新芽、すでに真ん中に花の蕾があるハナイカダの若葉など、色々な木々が新しい葉を伸ばしています。

 

・東尾根の野生の桜、ヤマザクラが満開です。チョウジザクラは終わりかけで僅かに咲き残りの花が数輪、ウワミズザクラはまだ蕾です。見晴らしの丘からは学園の校舎が満開の桜に囲まれいます。ツノハシバミの雄花が咲いています(雌花は先月別の所でみました)

 

・林床では今月も、エイザンスミレタチツボスミレマルバスミレ、ナガバノスミレサイシンが咲き競い、日当たりの良い見晴らしの丘ではニオイタチツボスミレが群生しています。その隣では(花の裏が紫がかった)ムラサキタンポポの白い花があります。芝生広場ではコスミレが咲き、「地獄の釜の蓋」の別名があるキランソウが咲いています。グランド横では産毛が生えたヤブレガサ、帽子を被ったようなミミガタテンナンショウがにょっきり生えています。サルトリイバラには赤い新芽と蕾がついています。 

 

・昨年、楢枯れ菌によって枯れてしまった、森の広場の大きなコナラを切りました。切り株の年輪を数えると55、根が生きていて萌芽更新にかすかな望みを繋ぎます。広場の周りでは黄金色のヤマブキが咲き、下向きのモミジイチゴ、上向きのニガイチゴ、地面近くのクサイチゴと黄色と白の競演です。【朱記:写真が載せてあります】

フォトギャラリーその1:石井由美子さんから沢山の素敵な写真を提供して頂きました      〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその2:池田さんから提供して頂きました      〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕

フォトギャラリーその3   〔写真をクリックすると拡大し解説が表示されます〕


2022年弥生(3月)                        2022年3月19日更新

・新型コロナウイルス感染拡大防止策「蔓延防止等重点措置」が3月21日でようやく解除されますが、新規感染者が7千人を超える状況が続いています。マスク着用、手洗い、三密回避の自衛策がまだまだ必要です。

年度末を迎え学園では今日が終業式です。2021年度も新型コロナウイルス禍の為、学校での授業や部活動の制限などで、生徒・先生ともに苦労した一年でした。無事に卒業および進級、おめでとうございます。

 

・3月の半ばに初夏のような陽気が続き、パウロの森でも春の足音が大きくなりいろいろな草花、花木が花をつけ、雑木林の木々も芽吹き始めています。コクサギの冬芽が伸び出し、ハナイカダの少し伸びた若葉を無理やり広げると葉っぱの真ん中に蕾があり、ゴンズイの冬芽はカエルの二つ目玉(2月)がウサギの耳(3月)になりました。チョウジザクラは毛深くて特徴ある形の花柄の先に、花柱が飛び出した花を咲かせています。

 

・雑木林の中を歩くと赤くて細い花弁をつけた花を見つけました。ツノハシバミの雌花です。パウロの森で初めて見ました。色鮮やかでユニークな形をした花で一目で記憶に残ります。

ダンコウバイは花芽が弾けて黄色い花を咲かせていますが、尖った葉芽はまだ開きません。アブラチャンも尖った葉芽の両側の花芽が開いています。クロモジは丸い花芽も尖った葉芽もまだ開いていません。

 

・地面近くではアオイスミレやナガバノスミレサイシン、タチツボスミレが咲き出し、シュンランが一株だけ花を開きました。ハルリンドウは今年も見つけられません。           【朱記:写真が載せてあります】

フォトギャラリーその1:写真福山さん提供                                写真をクリックすると拡大し解説が表示されます

フォトギャラリーその2:写真熊木さん提供                                写真をクリックすると拡大し解説が表示されます


2022年もパウロの森に咲く四季折々の花を中心にパウロの森くらぶの会員の皆様が撮った写真で森の自然を紹介します。お楽しみください。 担当槙田