主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ

聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)1年

間伐体験と自然観察

20227月20日(水)

開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)


天気は晴れ猛暑日。3か所に分かれて間伐・造材作業を体験。作業の合間にパウロの森で自然観察。


気温35度の猛暑日でした。生徒達は9班に分かれ、午前中に間伐(伐倒)体験、午後は造材作業と自然観察を行いました。

 

間伐体験は3班1グループで林内の3箇所に分かれて各々1本のスギを伐倒しました。班長による間伐と造林についての説明や鋸などの使い方の指導を受けながら直径25㎝を超えるスギを、各人が交代で鋸をひきました。結果、地響きを立て倒れるスギを見た生徒からは歓声と拍手が沸き起こりました。午後は、枝払い、玉切り、皮むき、材の運搬を行いました。竹べらを使った皮むきは特に人気で、大根のカツラ剥きのようにぐるりと切れ目のないスギの樹皮が各所に見受けられました。

パウロの森の南半分を歩く自然観察では、ハナイカダの実、サンショウの葉の香りと実の辛さ、スノキの酸味やクロモジの匂いなど豊かなパウロの森の自然を五感で体感しました。その後は班ごとに振り返りを行い、その日使用した道具の手入れを行い、閉会しました。

 

熱中症対策に注力し、こまめな水分補給を促しながらの一日でした。軽い熱中症で休憩した生徒や鋸で軽い怪我をした生徒が出ましたが、大事には至らずプログラムを終了しました。生徒からは「暑かった」「疲れた」という声が意外に少なく、「伐倒はふだんできない体験で楽しかった」「パウロの森の生態系や様々な植物を知ることができて良かった」など多くの発見や感動を得た喜びが窺えました。今回は入学してまだ4か月の一年生が対象でした。この後も、この貴重な環境教育プログラムを通じて生徒さんには多くのことを学んでほしいと思いました。(写真上段:準備をして間伐作業に 写真下段:閉会式後に全員で集合写真)


対象者:全日制1年生62

担当教諭:6名

スタッフ:幹事:槙田、班長:林・小川・熊木・上林・小勝・野間・飯塚・山口・岸本、アシスタント:伊藤・佐々木・桒原・福山(報告)