聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
12月第一水曜定例活動
2018年12月5日(水) 晴れ 場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)

 

木枯らしの吹かなかった今年の暖冬の中、蒸し暑さを感じながら気持良い汗を流しました。まずは第一広場での全体ミーテイング、16名の参加者の作業班分け、作業前の念入りなウオーミングアップ、安全注意事項の確認後、各班の作業に取り掛かりました。

1班は西尾根中腹道の、9月の台風で根返りして掛り木になっている直径25cm大径木のコナラをチルホール、チェンソーを使って切断処理しました。2班は西尾根校舎裏の山道の倒木3本を手鋸で切断・撤去しました。3班は二連梯子とあぶみを使用して広場西側の4本の杉の枝打ち作業を実施しました。到達高さ11mはパウロの森くらぶのこれまでの作業で新記録!です。4班は備品の点検を行ないながら道具小屋の整理を行いました。

昼はパウロ産シイタケを含めた具沢山の豚汁、恒例の高級コーヒーをご馳走になり午後もやり残しの作業に没頭。おかげでパウロの森の紅葉も一段と映える様になりました。

作業終了後、道具の手入れ、後片付け、作業内容の確認、ヒヤリハット事象の確認、火気管理者の竈の消火確認後、パウロの森を後にしました。大久保バス停から振り返ると白い校舎の裏側の広葉樹の森が赤や黄色に燃えているようでした。

暖冬とはいえ雪虫も飛んできているのでそろそろ冬らしい気候になりそうな気配を感ずることも出来ました。初冬のパウロの森では、オトコヨウゾメの赤と黒に色分けされた紅葉が、ウリカエデの鮮やかな黄葉が、イロハモミジの赤と黄色の紅葉が見頃です。

 参加者(16名): 飯塚、伊藤〔報告〕、稲葉、猪瀬、上林、小林(寛)、小林(槇)、清水、瀧浪、中川原、林、福原、槙田〔写真補足〕、水木、望月、森田

直径25cmのコナラが根返り

手鋸でコナラの倒木を切断・撤去

地上11mでの枝打ち作業

根返り木を切断してチルホールで引く

パウロの森の紅葉(オトコヨウゾメ)

パウロの森くらぶの新記録!


聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
12月第3土曜日定例活動
2018年12月15日

 

今季最低の気温となった。快晴だが気温は8度、完全に冬日の到来だ。露地には霜柱が立ち、水たまりには薄い氷が張っていた。寒空の下作業内容の説明後、安全の申し合わせと準備体操で体をほぐし、各班に分かれて作業を開始した。

1班は東尾根東屋のすぐ近くの台風で地表5m付近で折れた幹の除去処理作業だ。折れた部分が他の木に寄りかかりチェンソーとクサビを駆使しロープで引いたが倒すのがなかなか難しい。寄りかかられている雑木を注意深く切り離し、可能な限り折れ幹の枝を切り落として重量を軽減して、ようやく安全に倒すことが出来た。倒したコナラは直径31cm、推定樹高25mで太い枝の部分から椎茸のほだ木を20本確保した。幹折れでかかりぎ木になった幹の伐倒は難しい。垂れ下がっている枝を切り離すとその都度重心が変わる。それらを想定しての細心の注意が必要だ。昼食をはなみ伐倒後の丸太切りと枝の整理を無事に終了した。近くにはまだ根上がりしているコナラの大木が2本ある。切りが良いところで作業を終了しその処理は来年に持ち越すことにした。

2班はアスレティック広場の周りにある杉の枝打ち作業だ。この作業は枝が伸び広場を暗くしているので明るくするためと良材を得るために必要だ。作業前に森田代表から枝打ちの目的と方法についてサンプルを用いて説明があった。6mのハシゴと登高用の簡易ステップを用いて10mの高さまで枝打ちを4本行なった。また広場脇の灌木の除伐および落枝と残材を片付け、安全にイベントができるよう環境を整備した。

3班はPNP等のイベントで使用した用具や材の整理を行なった。山道の補修用に使った残材は車を使って所定の場所まで運び揚げ、またタープは寸法を記入したテープを貼り付け分かりやすく分類整理した。

寒い日の昼食には熱い汁が一番だ。本日もシェフ前田が腕をふるったシイタケ、ナメコ、サツマイモ、大根など具沢山の豚汁がたいへん美味しい。冷えた体があったまり美味しい笑顔を頂いた。

広場の脇の枝にミイラ状になった薄緑色のカマキリがポツンと前足をあげて止まっていた。卵は産み終わっていたのだろうか。

本日は今年最後の定例作業日。ご神木のサワラの大木の前に全員集り、使用した道具やヘルメットを根元に並べ、「今年一年安全に作業できたお礼」を口上し、お神酒で乾杯して2018年の最後を締めくくった。

 

参加者: 12名
報告者: 家 幸夫

幹折れコナラの伐倒

道具小屋の整理

幹折れコナラ処理終了

ご神木に御礼

地上6mの枝打ち作業

カエデの紅葉