主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ
聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)エンカレッジスクール前期I
間伐体験とアオキ刈りでパウロの森の自然を実感する
2021年6月2日(水)
開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)
9時30分開講。活動開始前の安全注意、準備体操を行い、ヘルメット、鋸、剪定鋏などを身につけ、午前中のプログラム、間伐体験の場に向かう。間伐するスギを前にして、講師から間伐の持つ意味、伐採の方法について説明を受け、鋸の使用方法の指導を受けながら、受口、追口と各人が交代で鋸を入れていく。最後に補助のロープを引き、木が倒れると歓喜の声が上がった。その後、枝落とし、玉切り、搬送、皮剥きを行い、美しい材が出来上がった。水分を樹木がどんどん吸い上げるこの時期、樹皮は面白いほどに奇麗に剝け、生徒達も一連の作業を円滑に体験でき、満足であった。
午後は、アオキ刈りを中心に、斜面の作業エリアを3班で分け作業を行った。森林内に太陽光を取り入れ、林内の植生を豊かにするための作業である。午前中と違い、同じ作業が長く続くことから、時には作業に集中力を欠いたり、飽きたりする生徒もいたが、班長や先生の指示に従い、作業は進み、その終了時には林内に明るい広々とした空間が出現した。
アオキの伐採が終わって、生徒たちは広場に戻り、使用した道具類の手入れを行い、15時に解散した。梅雨の走りのこの時期、幸運にも天候に恵まれ、一連のプログラムを無事に終了できた。今日の経験が生徒達の心の片隅に少しでも残ってくれればと思う。生徒達とともに過ごしたこの一日は、私達にとっても至上の喜びを感ずることができた一時であった。
参加者:通信制生徒23名、鬼澤先生・竹内先生
スタッフ:幹事 飯塚、班長 森田 林 野間、アシスト 伊藤 古谷(報告) 前田(特別サポート)
出発前の準備
追口を入れる
丸太切りした材の皮を剥く
アオキ刈りをする
ロープ上げの練習をする
伐倒後の説明を聞く
全ての材の皮剥きを終えて①
アオキ刈り後の空間
受口を入れる
伐倒木の枝を落とす
全ての材の皮剥きを終えて②
アオキを刈った斜面を下る