主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ

聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)1年後期

自然観察と間伐体験

20191030日(金)

開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)


開会式等で、挨拶、安全注意、準備体操を行ったあと、88名の生徒たちは102グループに分かれ、お昼をはさんで午前と午後に交互で間伐伐倒と自然観察のプログラムを体験した。

 

間伐伐倒体験では、あらかじめ選定しておいたスギの周囲の落枝を片付け、低木等を伐採して切る場所を確保する。樹木に掛からないようにうまく倒れてくれそうな場所にポールを立てる。切り口を見定めてチョークでマークする。次に出来るだけ高いところにロープ上げ棒でコントロールロープを掛け、生徒が大鋸で切り進める。スギが傾き始めるとその動きに合わせて生徒たちがロープを引くと、狙った場所に見事に倒れ込む。伐倒したスギの枝を払い、約2メートルの長さに玉切りしてから手元ロープで平坦な場所に運搬し、スギ皮を剥いた。

 

自然観察のルートは第二広場→雑木林→東尾根→見晴らしの丘→芝生広場→体育館横→西尾根→しいたけ→森の広場→第二広場というパウロの森の周回コースを歩いた。途中、見晴らしの丘近くには修道院だった頃の名残りのキリスト像がある。クイズ用紙を配布して生徒に回答してもらった。

 

瞑想タイムでは、午前は11時、午後は14時にすべての班で一斉に瞑想(1分間)をする時間を設けた。木立を通り抜ける風や樹木の匂い、虫や野鳥、獣の声など、生徒たちは五感を研ぎ澄ましてパウロの森の豊かな自然や生命の営みを感じてもらえただろうか。

 

閉会式では、第二広場で閉会の挨拶を行いケガもなく解散することが出来た。各プログラムを通じて生徒からは貴重な体験ができ、充実した時間を過ごせたという感想が多く聞かれた。


参加人数:92名(男子72名、女子16名、教員4名)

スタッフ:幹事:林公康、間伐班(班長:池田、飯塚、福重、野間、槙田、アシスト:山口、上林、古谷、水木、佐々木)、自然観察班(班長:瀧浪、熊木、長岡、小勝、稲葉、アシスト:前田、望月)

報告者:古谷一祐


開会式の光景

班長の説明に聞き入る


栽培しているナメコに見入る

幹に切り込みを入れる生徒達



伐倒したスギを玉切りする

玉切りしたスギを搬送する