主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ

聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)エンカレッジスクール前期I

クラフト作りとアオキ刈り

202077日(水)

開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)


梅雨の最中の天候がすぐれない日で、午前中に予定していた間伐は中止となり、教室でのクラフト作りに、午後は東尾根東側でのアオキ刈りにプログラムは変更となった。

 

午前中、22人の生徒達は、間伐体験がなくなり、教室での作業に期待外れの感があったが、用意された竹材で菜箸やバターナイフを、またスギ材でスプーンを作り、さらに用意された丸太切りの竹を利用してカップも作った。この作業では、小刀、鋸、彫刻刀などの工具をつかいこなす必要がある。生徒達は、その使い方を教わりつつ、終了時間までに立派な形のある作品に仕上げた。

 

午後は、学校林内の明るさを取り戻し、豊かな林床植生を実現するために、勢いを増すアオキを中心に雑木の除伐を行った。梅雨の季節で、ひときわ暗さを感ずる林の中で、コロナウィルスの感染症防止も考慮し、互いに距離を置いての作業であった。最初は消極的な生徒もいたが、全員一丸となっての一生懸命な働きにより、作業終了時には、明るさを増した広々とした空間が林内につくりだされていた。

  

今日一日、この森が初めてという生徒達は、自分達の学舎に素晴らしい森と自然があることを知り、森の恵みを有効に活用し、また楽しむ術を体験できたことと思う。女生徒のリーダーシップが発揮された一日でもあった。時代も変わり、その姿にふと頼もしさを感じ、また微笑ましい気持ちになった。


【参加人数】参加者:生徒22名と先生2名:鬼澤先生と竹内先生

【スタッフ】幹事:望月、班長:林、飯塚、家 アシスト:伊藤、上林、森田

【報告者】飯塚


アオキ刈りの説明

アオキ刈りの説明


象潟や雨に西施がねぶの花:パウロの森のネムノキの花もそろそろ終わりの時期です

アオキ刈りの風景

アオキ刈りの風景



PNPとはパウロ・ネイチャー・プログラム(Paulo Nature Program)の略です。高校生を対象に「森林環境教育」を実施しています。