聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)2年生
2018年11月21日 場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校・学校林)

 

今年度最後のPNPは、2年生の2回目です。

 それぞれ、お昼の分の米1合を持った生徒が続々とパウロの森にやってきました。中には「ご飯を沢山食べたいから」と2合.3合の米を持ってきた生徒がいましたが、残念ながら1人1合以上の米は炊けません。1班10人見当、ダッチオーブンで10合の炊き込みご飯です。

 薪集めと火おこし、炊き込みご飯の用意とみそ汁の準備をそれぞれの班で分担して行いました。火にかけたあとの空いた時間は、薪割り又は森の散歩をしました。薪割りは人気で、女子も果敢に挑戦していました。

 おこげ多めの炊き込みご飯と豆腐、ワカメ、ねぎの味噌汁でお腹を満たしたあとの午後は、クヌギの殻斗でトートバッグの草木染です。輪ゴムやひもで縛って絞りの模様、板締め模様などをつけたあと染液につけます。つけている間の時間はロープワークをしました。媒染をアルミニウムにするか鉄にするかで出来上がりの色が全く違うので、前もって生徒に希望を聞き、媒染液を作りました。やはり、鉄(橡色)の希望が断然多かったです。出来上がりは、いずれも個性が出ていて素晴らしく、大事に使ってほしいなと思いました。

 生徒に空いた時間を与えないという目的で、いろいろなプログラムを用意し、とても忙しかったけれど充実した秋の一日でした。

 参加者: 聖パウロ学園高校2年生68名、学園教師5名、FIT12名、パウロの森くらぶ1名
 FITスタッフ: 稲葉力(幹事)、福原隆、福重昌行、前田満子、瀧浪邦子、望月政雄、廣川妙子、林公康、入江克昌、小川和恵、飯塚義則、小勝眞佐枝(報告)

16個のカマドで火をおこす

マキ割は大人気

絞ったらクヌギの染め液につける

男も女も調理する

森の散歩もやりました

鉄で定着した見事な作品群