パウロの森くらぶ
恩方第一小学校4年生出前事業
2018年10月4日

 

 恩方第一小学校4年生対象の出前事業は、パウロの森での間伐を見学し、間伐した材の皮むき、丸太材の玉切りなどの体験プログラムになっていましたが、雨の予報を受けて雨プログラムとなり、学校の教室での授業となりました。


 スタッフが学校に到着して準備をしていると、先生から「パウロの森に行けなくなり生徒のテンションが下がっている。」との報告がありました。


 開校式では「パウロの森.に行けず残念でが、楽しいプログラムを用意していますので期待してください。」と挨拶しました。最初は、講師による「森の働き」のお話を20分行いました。温暖化対策などの効用を知っている生徒もおり、「洪水を防ぐ」、「土砂崩れを防ぐ」、「雨水をきれいにする」、「二酸化炭素を吸って酸素を供給する温室効果対策」、「レクリエーションなど癒しの場」など森の働きについて熱心に聞いてくれました。


 その後は、お待ちかねのエコ鉛筆づくりです。ヤマザクラやクヌギなどの小枝に穴を開け、そこに鉛筆の芯を差し込んでエコ鉛筆を作ります。小刀を使うのは初めてという生徒も多く、小刀の使い方の指導を受けて、いざ鉛筆用材を削るのですが、最初はなかなか思うようにいきません。男の子は太い材を選ぶ傾向があり、削るのに四苦八苦しているのもほほえましい光景でした。


 しかし、2本目、3本目となると小刀の使い方にも慣れて次々とエコ鉛筆をつくる生徒もおり、多い子では7本ものエコ鉛筆を作っていました。閉校式で感想を聞くと世界で一つだけのエコ鉛筆を作れたことなど「楽しかった。」との声が返ってきており、パウロの森には行けなかったのもの充分満足してもらうことが出来た出前授業となりました。

 参加者: 恩方第一小学校4年生46人及び先生
 FITスタッフ: 林公康(幹事・報告)、稲葉力、原田博雄、廣川妙子、家幸夫、小川和恵、森田寛臣、槙田幹夫

         猪瀬政勝、上林悟、飯塚義則

 

(※)本事業は、ふるさとのシンボル的な森の再生を目的として、(公社)国土緑化推進機構の「緑の募金」の活用により実施されたものです。この事業で使用した「緑の募金」は、「ファミリーマート夢の掛け橋募金」からの寄付金によるものです。

開校式

森の働きのお話2

鉛筆材を削る

森の働きのお話1

エコ鉛筆づくりの指導

出来上がったエコ鉛筆