主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ

聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)1年前期

間伐体験と全山踏破

20217月20日(火)

開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)


4度目の「緊急事態宣言」下で感染防止と熱中症防止対策をとってPNP一年生をパウロの森で実施した。プログラムは間伐体験と全山踏破(自然観察)の2本立て。10班に分け、午前中は16班が間伐体験、710班が全山踏破を実施し、午後は710班が間伐体験、16班が全山踏破を行った。

 

間伐体験は、今年から2班で一本のスギを伐倒、枝払い、玉切り、皮むき、運搬集材、残材整理の一連の作業を体験するプログラムに変更した。午前中は3ヶ所に分かれて実施した。直径30cmを超えるスギを、初めて作業する高校生が指導を受けながら、手作業で全員交代して伐った。作業開始後1時間ほどで大音響を立てて倒れるスギを見て、思わず拍手が沸き起こった。その後、枝払い、玉切り、皮むきを行った。水分が多く簡単に皮が剥け奇麗な材が出来た。午後は2ヶ所で実施した。

 

全山踏破(自然観察)はパウロの森の南半分を歩いた。第二広場から出発し、雑木林から急坂のジグザグ道を登り、滝ノ沢林道に出て見晴らし台まで歩き、遠くに見える「緑の回廊」を確認、帰りはジグザグ道を下り、アサダ広場から樅ノ木広場、アラカシ広場まで東側の尾根道を通って第二広場に戻った。五感を使った植物観察で、サンショウの葉の香りと実の辛さ、ヤブムラサキの葉っぱの感触、クサイチゴ・ヘビイチゴの実の味、ハナイカダの葉っぱ上の実など観察し、豊かなパウロの森の自然を感じて貰った。

 

間伐体験終了後は使った道具(鋸と剪定鋏)の手入れを行い、班毎に振返りで生徒の感想を聞いた。全山踏破では観察した植物に関するクイズを行い、その後生徒の感想を聞いた。初めて立っている木を切って感動した。倒れる木は迫力があった。パウロの森の豊かな自然を感じた。暑くて急な登りで疲れた。などなど入学して4ケ月の一年生にとって貴重な自然体験学習となった。


参加人数:生徒64名、先生5

スタッフ:飯塚、家、池田、小川()、佐々木、清水、長岡、野間、林、福重、星野、前田、槙田(幹事・写真・報告)、望月、

     森田、山口


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