探検ハイキングと草木染め体験 2023年6月4日(日)



台風の影響により前日の午前中まで大雨が降っていたため、探検コースが荒れていたり参加者のキャンセルが危惧されたが、当日は晴天となり参加者7家族20名の親子がパウロの森に集合した。

開会式や準備体操等を終え、全員ヘルメットをかぶり探検ハイキングに出発。各班毎に課題カードを渡されチェックポイントをクリアしながら次の課題を探す、「スノキの葉をかじってみよう」とか「ヤブムラサキのはっぱを触ってみよう」ではビロードのような葉っぱの感触を楽しんだり、「動物たちの痕跡を見てみよう」ではイノシシが木の樹皮に身体を擦って付いた毛を触ったり、ハナイカダの葉っぱを見たり、最後にはマタタビの白い葉を持ち帰って「何故白くなっているかを考えて報告せよ」との課題もあり、子供達の真剣に考えた答えを聞き、会話をしているとちゃんと正解が出てくる。子供達との会話が本当に楽しく思った。ご褒美にマシュマロを竹串にさして竈の火で炙るマシュマロ焼きのプレゼント、これが一番喜んでいた。

午後からは草木染め体験。今回は身近にある植物としてドクダミ染めに挑戦。参加者はどんな色になるのか期待しながら模様付けをし、染液に浸け、媒染し、作業を進めることで自分の作品に愛着が生まれ生地をほどく時が楽しくなる、子供よりも親の方が楽しんでいるようだ。草木染めは同じ材料でもその時々によって色が多少違ってくる、今回のドクダミはアルミ媒染で黄緑になり、鉄媒染では緑がかった茶色になった。どれも緑色が沢山出て素晴らしい色になったと思う。草木染めイベントをするといつも思うが、染め終わって生地をほどきロープに干す時の笑顔が見ていてとても楽しく嬉しい瞬間である。最後にアルミ媒染と鉄媒染の多色染に挑戦した参加者がいてとても素敵な染まり方をしていて干す時は皆の注目を浴びていた、様々な変化を楽しめるのも草木染めの面白いところだと思う。

最後に染めた作品の講評をして全員が唯一無二の素晴らしい作品ができあがったことを喜んで、閉会式となった。森の中を探検と草木染めをする2種類のプログラムであったが、全員がケガや火傷をすることなく楽しい一日が過ごせたことを確認して解
散した。