NPO法人 森づくりフォーラム主催、パウロの森くらぶ実施
初心者のための森づくり体験会2021
2021年 6月26日(土)

 NPO法人森づくりフォーラム主催「初心者のための森づくり体験会2021」をパウロの森で実施しました。この体験会は2018年から実施している国土緑化推進機構の支援事業です。東京の森でFUN!FOREST‼ のテーマで、森づくりの魅力を多くの方に知って貰うために、東京の森づくり団体が協力して実施しています。

 今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の為、当初予定した4/24(土)を延期して実施したものです。感染防止の為、参加者の体温確認、バス下車後の手指消毒、作業後の薬用石鹸での手洗いを徹底して実施しました。

 

 パウロの森の広場で開会式。主催者から“森づくり作業の楽しさを体験”、パウロの森くらぶ代表から“安全に楽しく作業を”の挨拶のあと、プログラムの説明、安全注意、準備体操を行いました。その後、大人班と家族班の2班に分かれてヘルメットと鋸と剪定鋏みを身に着け、間伐作業現場に移動しました。

 作業現場で森づくり作業全体の説明、間伐の目的、作業手順の説明を聞き、参加者全員で間伐作業を体験しました。直径20cm程のスギが対象です。伐倒木の周りの整理作業から、運搬集材作業まで一通り行いました。

伐倒後に切り株を囲んで、受け口・追い口切りの作業が適切であったか確認しました。子供たちは一生懸命になって年輪を数えていました。枝払い、玉切り、皮むき作業を行い長さ2mのきれいに皮を剥いた材が出来あがりました。作った材1本を森の広場まで運びました。

 

 午後は森の広場で、間伐して運んできた材の輪切り作業を行いました。直径15cm程の丸太を厚さ1cm程に薄切りにしたり、厚さ10cm程の厚切りにしました。もっと太い丸太を切りたいとの要望に応えて、急遽直径25cmの丸太を用意して輪切りにしました。クヌギの小丸太も切って貰い、針葉樹と広葉樹の堅さの違い、匂いの違いも体験しました。輪切りにした材は体験記念として持ち帰って頂きました。

 最後に使った道具を手入れして作業終了。閉会式で怪我や事故が無かったことを確認して、森づくり体験会を無事に終了しました。パウロの森くらぶ代表からのお土産と丸太を輪切りにした記念品を抱えてパウロの森をあとにしました。


【参加人数】 参加者15名(うち3家族、子供4名)、主催者2名

【スタッフ】 久保、芝原、清水、前田、森田、槙田〔窓口〕

【報告者】槙田〔報告・写真〕


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本事業は、国土緑化推進機構「森と水の森林ファンド事業」の支援を受けて実施しています。