パウロの森くらぶ・森林環境教育
八王子市恩方第1小学校2年生出前授業
葉っぱをあつめて工作しよう【森のクラフト】
2021年9月17日(金)
台風により天候が懸念されたが、学校は「生徒たちの楽しみに応えて、出来るところまでやりたい」との意向で、実施の段となった。生徒達は小学校からの長い坂道を上ってきたが、到着するとバッタを追いかけ始め、疲れなど微塵もない。元気に開会式を行い、パウロの森に向けて葉っぱの収集を開始。あの葉もこの葉も取って欲しいと生徒達にせがまれて忙しい班もある。ドングリを拾いながら見晴らしの丘へ。丘を下ると「お弁当食べた~い!」の声も。今回の大きな楽しみのようだ。その後は、尾根の坂道を登り第二広場へ。生徒達は昨年自分達で植えたナナカマドに駆け寄り、感激を胸にする。
待望のお弁当の時間。当番の生徒の挨拶に従い、全員で「いただきます」。楽しそうに開けた手作りの弁当は、とても美味しそうだ。教室でとる昼食とは違い、自然の中でお弁当を食べるのはとても楽しい。食事が済むとしっかりとマスクをつけてのおしゃべりで、きちんと躾けられている。
午後は集めた葉っぱで工作だ。画用紙に葉や花を張り付けて思い思いの形を作る。ドングリを使う生徒、絵を描いてそこに葉を付ける生徒、木の実をイヤリング代わりにしている生徒など材料の使い方は様々である。突然の通り雨に一斉にかわいい雨具の花が咲いた。クラフトを終えた生徒は葉っぱのスタンプ、葉の上に紙を置き色鉛筆でこすって葉脈を出す。樹木や草によって難しさが違い、そのことを解ってくれたら嬉しい。最後に、班毎に葉っぱの工作を各人が手に持ち記念撮影。終了前にある生徒が聞いてきた。「パウロの森でキャンプとかするの?私またここへ来たい」と。とても心に残るこの言葉に感無量である。
閉会式では、生徒達から「ありがとうございました」の言葉を聞き、一緒に過ごした楽しい時間に感謝の念に尽きない。来年また会いたい。生徒達は手を振りながら、30分を要す道のりとなる小学校に向けてパウロの森を後にした。
(写真は出発前の開会式での準備体操)
参加者:恩方第一小学校2年生:27名、校長先生、2年生担当:2名
スタッフ:星野(幹事・報告者)、班長:林、槙田、小勝、内藤 アシスト:森田、飯塚、前田
葉っぱを求めて森へ
葉っぱ工作の場:第二広場
完成した作品を披露(2)
懐かしい昨年の植樹(1)
葉っぱの工作に集中する(1)
完成した作品を披露(3)
懐かしい昨年の植樹(2)
葉っぱの工作に集中する(2)
完成した作品を披露(4)
待ちに待った昼食の時
完成した作品を披露(1)
閉会式
(※)本事業は、ふるさとのシンボル的な森の再生を目的として、(公社)国土緑化推進機構の「緑の募金」の活用により実施されたものです。この事業で使用した「緑の募金」は、「ファミリーマート夢の掛け橋募金」からの寄付金によるものです。