パウロの森くらぶ・森林環境教育
八王子市恩方第1小学校3年生及び恩方第2小学校3・4年生の体験学習
2019年10月1日(火)
当日は台風17号の影響が心配されましたが、青空がさわやかに広がる絶好の体験学習日よりになりました。恩方小学校の体験学習は今年で6年目になり、恩方第1小と恩方第2小の合同の体験学習も今年で3年目を迎えました。各校の児童が仲良く行動するよう各班に第1小と第2小の児童が入るようにしました。期待に胸を膨らませた児童たちが、元気に森の広場へ到着です。
木洩れ日の中、開会式が9:15頃から行われました。第1小の副校長先生のご挨拶があり、安全注意、隊長などの紹介があり、スタッフによる「森の動物体操」で体と気持ちをほぐし、8班に分かれて「探検シート」の用意やヘルメットをかぶり、探検に出発です。
2コースに分かれて「森のどうぶつ」や「やくにたつ木」「においのする木や葉」「森にいる虫」などを探しながら隊長の話に耳を傾けて、熱心に探検シートに記入をしていました。
l コクワガタを大きな木に見つけたときは目を輝かせてうれしそうに微笑んでいました。
l ムササビの巣箱のところでは、いつ見れるの?何を食べるの?パウロの森にいるの?と沢山の嬉しい質問。イノシシが掘った穴には「大きいね~!」と驚きの声があがり、発見ポイントでタヌキの写真を紹介するスタッフに興味津々です。
70分という短い探検時間でしたが、振り返りでこの日の「だいはっけん」はコクワガタを見つけたこと、ムササビが食べた不思議な形の葉、ハチトラップ、サンショウのにおいのする葉、トリカブトの毒、シイタケの出来かた、葉っぱが土になることなど沢山の発見があったようです。旅する蝶のアサギマダラの話には「すごいね~!」と、感心の眼差し。
終了式では、恩方第2小の校長先生のご挨拶があり、その後、第2小の児童が作ったかわいい手のトンネルの中を第1小の児童がハイタッチをして、お互いに手を振りながら別れました。初対面でも子どもたちはすぐ仲良くなり、垣根がないのを実感しました。この気持ちをいつまでも忘れないでほしいと思います。一人の怪我人もなく無事に体験学習を終えることが出来て本当に良かったと思います。
【参加人数】児童58名(恩方第1小学校41名、恩方第2小学校17名)、先生6名(各学校3名)
【FITスタッフ】主幹事(原田)、班長(滝浪、森田、望月、熊木、前田、家、槙田、小川)、(アシスト)水木、廣川、福原
【報告者】小川和恵
開会式
隊長のいうこと聞いてね!
大発見は何かな?
森の動物体操
このキノコは何だろう?
食べたのはだれ?
(※)本事業は、ふるさとのシンボル的な森の再生を目的として、(公社)国土緑化推進機構の「緑の募金」の活用により実施されたものです。この事業で使用した「緑の募金」は、「ファミリーマート夢の掛け橋募金」からの寄付金によるものです。