パウロの森くらぶ主催
八王子市立恩方第1小学校3年生及び

恩方第2小学校3・4年生の体験学習
2018年10月2日(火)  場所:パウロの森(東京都八王子市)

 当日は台風24号の影響が心配されましたが、青空が高く晴れ渡り絶好の体験学習日和になりました。恩方小学校の体験学習は今年で5年目になり、恩方第1小と第2小の合同の体験学習も今年で2年目を迎えました。昨年と同様に各校の生徒が仲良く行動するよう各班に第1小と第2小の生徒が入るようにしました。


 8:50に予定より早く第1小の生徒が元気に到着。その後、時間差を持って第2小も到着しました。爽やかな木洩れ日の中、開会式が行われました。第2小の校長先生のご挨拶があり、安全注意、班長などの紹介があり、廣川班長の「ムササビ体操」で体と気持ちをほぐし、その後8班に分かれて、「探検シート」の用意やヘルメットをかぶり、探検に出発しました。

 2コースに分かれて出発し、「森に棲む生きもの」や「役に立つ植物」「においのする木」「葉っぱのゆくえ」などを探しながら班長の説明に耳を傾けて探検シートに記入していました。近くにアサギマダラが飛来すると「きれいだね!」「初めて見たよ~」と感嘆の声。アサギマダラは2000㎞も旅をするんだよ!と話す班長の説明に「どうやって海を渡るの?」など目を輝かせて聞いていました。「ここにキノコがあるよ~」と嬉しそうな声もしました。70分という短い探検時間でしたが、振り返りではこの日の「だいはっけん」はアサギマダラ、ハチトラップ、ツリバナ、トリカブトの毒、サンショウのからい実、アオキの葉の緑の美しさ、葉っぱが土になることなど沢山の発見があったようです。

 終了式では第1小の校長先生のご挨拶があり、その後、第2小の生徒が並ぶ中を第1小の生徒が通り、お互いに手を振りながら別れました。初対面でも子ども達はすぐに仲良くなり、垣根がないのを実感しました。この気持ちを忘れないで欲しいと思います。猛烈な台風24号の後の体験学習でしたが、一人のけが人もなく無事に終了できたのも、前日に森の中にあるかもしれない倒木や落枝、ハイキング道などを確認して危険を取り除き、当日に臨んだ班長有志のお蔭でした。避けることの出来ない自然災害に対し、事前の準備の大切さを痛感しました。

 参加者: 恩方第1小学校3年生57名、先生3名  恩方第2小学校3・4年生18名、先生3名  合計生徒数75名
 FITスタッフ: 主幹事(原田)、班長(水木、森田、稲葉、瀧浪、吉田、槙田、廣川、池田)

         アシスト(福原、家、林、入江、小川)
 報告者: 小川和恵

 

(※)本事業は、ふるさとのシンボル的な森の再生を目的として、(公社)国土緑化推進機構の「緑の募金」の活用により実施されたものです。この事業で使用した「緑の募金」は、「ファミリーマート夢の掛け橋募金」からの寄付金によるものです。

開会式

アサギマダラがとまったよ

大発見はなにかな?

パウロの森のおはなし

班長の説明に真剣

どんな生き物がいたのかな~?