パウロの森くらぶ・恩方第一小学校2年生の体験学習報告

   落ち葉や木の実で作ろう《森のクラフト》

2017年9月22日  場所:八王子市立恩方第一小学校にて

不安定な天候で雨が予想されたため、雨プログラムでの実施となりました。晴天時の予定では、参加の子どもたちは、講師とパウロの森を巡り、落ち葉や木の実を拾い集めながらその働きや不思議さに触れ、集めた木の葉や実で「額縁(葉っぱのはり絵)」作りを楽しむという内容でした。雨プログラムでは、スタッフが学校を訪れ、教室でプログラムを実施しました。

1組と2組に分かれ、それぞれ3人の講師が担当。1コマ目は「森のお話」。木の葉の不思議や木の実の働き、森に生きる動物や昆虫の生活、それらすべてが繋がって森は生きていることなど、用意した説明パネルや写真、さまざまな木の葉や実を使って話が進みました。子どもたちは木の葉や木の実にふれ、形だけでなく手触りや香りをも楽しみながら、森の中の様子を思い描いたようでした。

2コマ目は、クラフト「額縁(落ち葉のはり絵)」作り。用意した落ち葉や木の実を、ボンドを使って画用紙に貼り付けていきます。真っ白だった画用紙に、子どもたちの自由な発想によって落ち葉や木の実が並べられ構成されていきます。空想の生き物、風景、何かの模様…。作品が完成した子どもたちの満足げな表情から、クラフトを十分に楽しめた様子が感じられました。

屋外フィールドではなく学校の教室で行った雨プログラムで、時間や内容の制約もありましたが、子どもたちには普段の学校活動とは違う楽しい体験となったようです。恩方小学校では、『パウロの森くらぶ』が毎年継続して子どもの成長に合わせた森林環境教育プログラムを実施しており、その大切さを感じました。朝の挨拶時に「ひさしぶり~!」と昨年参加した子ど もに声をかけられたスタッフもいて、“パウロの森の人”という普段の生活にはない大人との人間関係も子どもたちにとってはうれしかったようです。

 参加者: 八王子市立恩方第一小学校2年生57名・教師3名
 FITスタッフ: 12名
 報告: 小川能男

 

 

朝の挨拶

分かる人は手を挙げて

よく考えて作ろう

森の説明

クラフト作りに一生懸命

作品