主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ

パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)通信制前期I

間伐材の活用と自然観察

2024年5月29日(水)

開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)


【概要】午前中は生徒23名を2班に分け間伐体験、午後は3班体制でパウロの森東尾根から見晴台までを探索。


雨も心配されましたがこの日は大丈夫で、むしろ快適な日でした。明るい笑顔で生徒集合。プログラム説明と安全注意、体操の後、ヘルメット、鋸、剪定鋏、手許ロープを装着し現場へ。班長から、なぜ間伐するのか、どのように伐倒するのかの説明のあと早速開始。ロープをかけ、足許を整えてから、笛で合図し受け口にとりかかります。鋸遣いには個性が出ますが、挽き方が曲がる癖は横で見ている人の方がよくわかるものです。時間をかけ修正しながら、きれいな受け口が出来ました。その後いよいよ追い口。自分の番がすんだ生徒はロープにまわり、ほどなく梢が揺れはじめます。1班は、径23cm、高さ21m、2班は30cm、18mのスギを無事伐倒成功です。生徒たちはややパワー不足の感じがあり、伐るにかなり時間がかかりましたが、それでも何度かやる内に少しずつうまくなったようです。倒れた瞬間の迫力に興奮が走ります。枝払いと玉切りの後は皮剥き。水をよくあげていて面白いように剥け、7m近い樹皮を一気に剥いた生徒も。これが一番印象的だったう子もいました。

午後は林内探索。ヤブムラサキの手触り、クロモジの香り、クサイチゴやモミジイチゴの味など、五感をつかって森を楽しみます。登りは結構きつかったけど、みな楽しそうでたどり着いた見晴台での眺望もこの時期としてはまずますです。広大な学校林のスケールを体感し、日頃やらない活動を達成できた生徒たちの、充実した表情が印象的でした(写真は開会式のようす)

 


【対象者】通信制課程高校3年生23名、サポート:加藤先生、竹内先生

【スタッフ】幹事:中林(報告)、班長:室伏、飯塚、中林 アシスト:飯塚、林、前田