主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ
パウロネイチャープログラム(PNP)通信制後期Ⅱ
~丸太のテーブル作りと草木染め~
2023年11月15日(水)
開催場所:パウロの森
2週間前のPhase Iに続き、同じ生徒達が参加してPhase IIのプログラムを実施した。PNPを選択した生徒達はこの二つのセッションに参加しなければならない。飯盒炊爨、竹パンとシチュウ作りなどの調理、藍染を行う。
午前中は竈での火熾し、包丁の使い方、シチュウの具材となる人参やタマネギなどの野菜の切り刻み方、具材を炒めたりルーを入れるタイミング、竈でご飯を炊く時の火加減の調整や炊き方、パンを作る時の発酵のさせ方、パン焼きのタイミングなどについて体験する。全員がそれぞれの班に別れて、指示に従って協力しながら作業をこなす。微笑ましい光景である。正午過ぎには、自分達の手でできあがったシチュウ、ご飯とパンで、皆一緒に楽しく美味しい昼食をいただいた。
午後の藍染では、生徒たちは各人持参した染用の素材を使って藍染の体験をする。最初に藍染の歴史や仕組み、化学的根拠などについて説明を受ける。その後、持参した素材に模様付の作業を思い思いにデザインしながら時間をかけて行う。模様付ができたら、指示に従い、精錬、そして染付の一連の作業を行い、最後に、張ったロープに吊して乾かす.生徒達はどんな具合に仕上がるか興味津々である。ロープに吊した作品を見て浮かべる安堵の表情に作業への充実感を感じる。立派な作品ができあがった。
今日のPNPは盛り沢山で一日が瞬く間に過ぎた。参加した生徒達にとっては学園生活最後の森林環境教育プログラムとなったが、全員が協力しながら楽しそうに一生懸命に取り組んだ。今日の日が学園生活で思い出に残る一齣になればとしみじみと思う。
【参加者】 聖パウロ学園高等学校通信制生徒20名(男子:10名、女子:10名)、鬼澤先生、岡本先生
【スタッフ】 幹事:福山容子(兼班長)、班長:氏家清高、小野梨香、アシスト:林公康、前田満子、飯塚義則(報告)、