主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ
聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)エンカレッジスクール前期I
間伐体験とパウロの森探訪でパウロの森の自然を実感する
2022年6月1日(水)
開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)
概要:午前中は生徒17名を2班に分け間伐体験、午後は3班体制でパウロの森東尾根から見晴台までを探索。
五月晴れの下、パウロの森広場に集合。開会式の後、一人ずつヘルメットと鋸、剪定鋏を装着し間伐体験の現場に向かう。班長から、なぜ間伐するのか、どのように伐倒するのか、模型を使い説明のあと早速開始。とにかく逃げ場の確保が大切、足を取られそうな下草を刈り除いてから、受け口にとりかかった。
最初に受け口切り。鋸遣いの手際はまちまちだが、やはり、まっすぐ挽くのに結構苦労している。水平切りより斜め切りがずっと大変なことを体感しつつ、ようやくはずれた三角の材はおみやげに。笛の合図の後いよいよ追い口。自分の番がすんだ生徒はロープにまわる。ほどなく梢が揺れはじめ、皆でロープをひくが、あ、かかった。結構上の方で隣の木の枝と絡んだ。落ち着いて息を合わせ、引くことしばし、若い力の結集で目標通り伐倒成功。拍手と歓声。いい経験になったのでは。玉切りから皮剥き。水を多く含んだ樹皮は面白いように剥け、樹皮の内側の美しさにみな目を輝かせた。
午後は林内探索。ヤブムラサキの手触り、クロモジの香り、モミジイチゴの味など、五感をつかって森を楽しむ。登りは結構きついけれど、たどり着いた見晴台からは関東平野が一望され、生徒達は大感激だ。学校の中にこんな森があるのはなんとも貴重である。いろんな個性の生徒たち、温かく支える先生方の姿に触れ、スタッフも我がことのように微笑ましく、また自分達の次の活動への糧になればと感じた。
対象者:通信制課程高校3年生17名、鬼澤先生、竹内先生
スタッフ:幹事:飯塚(講師)、講師:森田、林、飯塚、アシスト:前田、中林(報告)