主催:聖パウロ学園高等学校、実施:パウロの森くらぶ
聖パウロ学園高等学校自然体験学習(PNP)2年生後期
山道整備、自由自在のタープ張り、森の深堀
2021年11月19日(金)
開催場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)
山道整備として山道路肩用縦材の設置、水切り材の設置等を行い、またロープワークを駆使してのタープ張りを行うとともに、森の深堀クイズを設け森内観察の深化を図った。
「山道整備」では、5m程の縦材を山道の路肩に設置して杭打ちを行い土留めを行った。階段整備では、岩や礫があるため苦労した班もあったが、何とか杭打ちを実施できた。水切り材は2mの玉切材で太さは20㎝ほどで結構重い。皮むき器や竹べらでうまく皮をむいていた。人気のある作業工程である。その後、地面を掘り下げ材を設置、そして杭打ち。足場がいいので、掛矢の打つ音がこだました。ただし、力任せに打ち込むためか、掛矢の柄が何本か折れてしまった。
「タープ張り」は、定番プログラムとして定着してきた。巻き結びや自在結びなどを習得した生徒が増え、ロープワークへの関心も高まった。どんな場所でも必要に応じタープが張れるといういい経験ができたのではないだろうか。今後、機会を見て日常生活の中で活用されることを期待したい。もやい結びへの関心が高まった班もあり、ロープワークの活用は今後さらに発展していきそうだ。
「森の深堀」は、従来行ってきた森の中の自然観察から、森への理解を深めるプログラムに変更して初めてトライした。クイズ形式で行ったが、結果は班長からの一方方向的説明となり、今後さらなる工夫が必要なことが分かった。一方、森の中の散策には興味深く反応する生徒もあり、パウロの森の豊さに魅力があったものと思われる。
全体として見みると、相応の成果のあったプログラムで、今後も引き続き生徒との対話の場として内容の向上に努めたい。
(写真はプログラム開始前の安全体操)
トウグワで地ならし
掛矢で杭打ち
タープ張り見事に完成
森林観察を深掘りする