主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ
聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)エンカレッジスクール後期I
間伐体験とアオキ刈りでパウロの森の自然を実感する
2021年10月20日(水)
開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)
6月に続き聖パウロ学園高等学校通信制の3年生にPNP(森林環境教育)を実施し、生徒達は秋晴れの中でスギの間伐と林床のアオキ刈りを実体験した。
午前中の間伐体験では、生徒達は、間伐の目的や大切さ、伐倒の際の「受け口・追い口」の原理の説明を聞き、続いて、伐倒する木の周囲を整備し、木を倒す方向と鋸を入れる位置を確かめた。各人が、指示に従い鋸の刃の向きを修正しながら、受け口を最初に、次に追い口を作成し、最初に決めた方向に全員でロープを引いて木を倒した。木の倒れる光景を目の辺りにした生徒達は、大感激であった。伐倒後は、枝打ち、2メートルの丸太切り、竹篦で樹皮を剥ぐという材作りの基本作業を体験した。
午後は、林床のアオキ刈りをした。何でアオキを刈るのか説明を受けた後、アオキの除伐に取りかかると林内は瞬く間に明るくなり、そこに新しい空間が出現した。全員が一生懸命に作業した結果であった。作業は予定よりも早く済み、余った時間を利用して午前中にやり残した皮剥きを行い、殆どの作業が完了した。
今日一日、短い時間であったが、生徒達の真摯に学び作業をする姿を見てPNPの意義を感じ、また間伐もアオキ刈りも楽しく体験できたとの生徒達の言葉も聞くことができて嬉しく思った。このようなふれあいと経験をまた次の機会への糧としたいものである。
【参加人数】参加者:聖パウロ学園高等学校通信制の3年生18名(男子13名・女子5名)、鬼澤先生・川又先生・竹内先生
【スタッフ】幹事:飯塚、班長:林・上林、アシスト:望月・森田・前田
間伐前の説明を聞く
丸太の皮を剥く
受け口を入れる
丸太の皮を剥く
倒した木の処理に取りかかる
アオキ刈りをする