主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ
聖パウロ学園ネイチャープログラム(PNP)エンカレッジスクール前期II
自然観察体験と藍染め体験学習
2020年7月15日(水)
開催場所:パウロの森(聖パウロ学園学校林)
梅雨の真っただ中で天候が心配されたが、8時ころには雨もやみ、屋外での活動が実施出来た。
9時半には生徒が集合し、開会式を行った後、3班に分かれてパウロの森の自然観察に出発した。パウロの森を体験した事のある生徒が何人かいたものの、大半の生徒は初めての体験。パウロの森広場からご神木であるサワラの大木を見て、落ち葉溜めを通り、東尾根伝いにグランド脇に出て、今度は西尾根を歩く。1時間半ほどの行程であったが、もっと高尾や陣馬の方まで行きたかったという生徒もいた。コロナ対策のため生徒同士の間隔を開けて、班長は説明をなるべく少なくするという中での自然観察であった。パウロの森広場に戻った後、パウロの森広場で昼食。屋外で昼食をとるのもめったにない経験であったと思う。
12時30分から午後の藍染体験学習が始まった。乾燥させた藍の葉をハイドロとソーダ灰を加えて煮だした液に晒とトートバックを浸けて藍染めする学習。晒やトートバックに輪ゴムや板を使って模様を付ける作業に最初は戸惑っていた生徒もスタッフからのアドバイスを受けながら各々創造豊かな模様付けを施し、いよいよ藍の液に浸けて染色。しばらく浸けた後、液から引き上げ空気にさらすと徐々に青みが増してくる。青みが落ち着いたところで酢酸液に浸けて色を固定。水洗いして完成。ロープに吊るして各自の作品を眺めるとなかなか個性豊かな作品が出来上がった。
パウロの森の広さと自然の豊かさを実感し、学園の畑で栽培した蓼藍で.藍染めを体験した生徒たち。あと半年足らずで卒業していくが、今日の自然観察や藍染めという経験を貴重な体験として心にとめてくれることだろう。
【参加人数】参加者:生徒22名と先生2名:鬼澤先生と竹内先生
【スタッフ】幹事:前田、班長:小川、瀧浪、前田 アシスト:飯塚、林、望月、森田
【報告者】林
自然観察:ムササビの巣の説明を聞く
シイタケ栽培の説明を聞く
完成した作品を前に講評を聞く
自然観察:ツリバナの実を観察する
文様付けした布を染液に浸す
最後の締め:閉会式
PNPとはパウロ・ネイチャー・プログラム(Paulo Nature Program)の略です。高校生を対象に「森林環境教育」を実施しています。