聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
モデル学校林ネーチャープログラム(全日制1年生)
2018年10月26日(金)

本年二回目となる聖パウロ学園高等学校1年生に対するPNP(パウロネーチャープログラム)を行いました。参加した生徒の数は90名と多数でしたが、それぞれ8人から10人の班に分かれ、全10班で実施しました。スタッフは、学園行きのスクールバスに登校する生徒とともに乗車、学園に到着後、事前打ち合わせや今日の活動の準備の後、パウロの森第2広場に集合する生徒を待ち、9時40分からの開校式、当日の安全注意、準備体操の後、各班に分かれて活動を開始しました。

午前中の作業は、間伐材の丸太を使用したベンチ作りでした。作業は、長さ2mに切って樹皮を剥いだつるつるの丸太の1本ないしは2本をベンチ用材とし、それを同様の丸太を40cmの長さで切断したものを3本一組にして作成した二脚の台の上に固定することでした。

各班長の指導の下に生徒達は、それぞれ道具の扱い方についての慣れや不慣れの度合いも異なる中、お互いに助け合い協力しながら、一連の作業をこなし、丸太ベンチを完成させました。難渋したのはベンチ用の丸太を台に固定するための細木の釘による打ち付け作業で、事前に細材にあけていた釘打ち補助の穴が小さいうえに材が乾燥して硬くなっているため、釘打ちが円滑に進まず、予期せず時間を要したことでした。しかし、最終的には、生徒達が完成させた立派な丸太のベンチが、それぞれ学園の聖堂傍らに二脚、第一広場に六脚、見晴しの丘に二脚設置され、その景観を新たにしました。

作業後は生徒達と昼食をとり、その後は各班毎に指定された教室に分かれ、クラフト作りの作業に取りかかりました。1班から10班まで、それぞれ、「木の実ブローチ」、「和綴じ」、「木の実リース」、「小枝の壁飾り・落葉のしおり」、「ミサンガ・ドリームキャッチャー」、「木の枝イーゼル・小枝のお箸」、「良く飛ぶ竹とんぼ」、「ケムンパ・エンピツブローチ」、「でんでん太鼓・トトロの雨宿り」、「竹筆・竹ペン」を作ることをテーマに取り組みました。生徒達は思い思いの興味とそれぞれの技術力性で、テーマに掲げられた作品を各班長やアシストに相談しながら仕上げ、各人各様の思いが凝縮されているその作品に感動しました。また、教えたり教えられたりすることの大切さも実感できた一時でした。

クラフト作りの終了後、閉会式を行い、その場で、生徒達のクラフト作品やその感想が披露されました。作品作りは容易でなかったがそれを完成させたことの喜び、自分達の身近に存在する自然の材料を使用して作品を作ることができた喜び等々を含め今回のイベントについての感謝の弁も聞くことができました。私達としては、今後更にチャレンジしなければならないこと多いと思われますが、このような場面に接し、この会の所期の目的は達成できたものと考えております。

 参加者: 聖パウロ学園高等学校1年生90名と大久保先生、松本先生ほか同校の担当教員の皆様。
 スタッフ:
 林(幹事)、班長→森田、池田、前田、小勝、福田、廣川、小林、小川、丸山、望月(各々1班から10班)
 アシスト→福原、家、飯塚(報告)

開会式

丸太ベンチが完成した!

小枝のイーゼル作り

丸太ベンチの台座作り

木の実のリース作りは楽しい

楽しかったかな、閉校式