聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
2020年12月第一火曜日定例活動
2020年12月1日(火)晴れ
場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)
師走の声を聞き、年内の定例作業も残すところ今日を含め二回となった。まず、継続的に実施してきた第二広場の日照確保と第三広場新設のために、各々コナラとスギの中径木の間伐を、また、学園依頼によりキアシドクガの発生源となるミズキ数本の除伐を行った。今日の間伐作業は容易ではなかったが、灌木の除伐など周囲の整備作業も含め、その基本に従った作業の大切さを再確認した。また、年末も近いことから小屋の清掃をし、暫くは使用する必要が無くなったヘルメットなどイベントに使用する用具類を整理し、倉庫へ運んだ。
加えて、今回初参加の久保さんをパウロの森に案内し、いつものように植生調査を実施した。当初予定のタデアイの種の採取は稔りが十分でなく延期、また東尾根への小屋横の階段補修は別の機会に実施することとした。事故もなく一日の作業は終了したが、作業に際し考慮すべきこととして再確認された点は今後の糧としたい。
なお、聖パウロ学園からの生徒達の森林に関するプレゼンテーションを聞いて欲しいとの依頼により、会長以下数名が出席した。学園との間では、PNP等を通じて森林環境教育を生徒達に対して行っているが、このような機会は、双方向の対話を相互に一層発展させていくための貴重な契機として、今後とも大切にしていきたい。
参加者:18名
飯塚(ML)、家、池田(FIT HP 写真)、伊藤、稲葉、小川、上林、久保、小勝、小林、中川原、野間、林、前田、槙田、水木、望月、森田
掛かり木の再伐倒作業
チルホールドを使用無事伐倒
学園依頼によるミズキの伐倒作業
注意深く急斜面での作業
伐倒後の作業プロセスの検討
スキルアップを図る
聖パウロ学園・パウロの森くらぶ
2020年12月第三土曜日定例活動
2020年12月19日(土)晴れ
場所:パウロの森(聖パウロ学園高等学校の学校林)
新型コロナウィルス感染症の感染者数が17日に東京都で本年最多の822人となり、朝礼で改めて感染予防対策の徹底が呼びかけられた。今日が今年最後の定例活動日となり、以下の作業を行った。
1. ハチトラップの回収:夏に第二広場周辺に設置したハチトラップ(約20個)を回収、処分した。
2. 東尾根階段の補修: 12月20日のイベント(子ども森林インストラクター養成講座)に備え、第一広場から東尾根への階段を12段補修した。
3. 伐倒木の処理:第二広場東側左奥で前回伐倒したコナラ(直径35cm、高さ25m)の玉切り処理を行った。太い幹の部分は30cm程度に玉切りし薪割り置場に一輪車で運んだ。個数は25本。伐倒後時間の経過がないこと、径が太いことなどから重量もあり運搬は重労働であった。細い枝は90cmの長さにして榾木用に榾木置場に運んだ。(15本)
4. 栗の木の伐倒:学園依頼による危険木として斜面上の栗の木2本とミズキ1本を伐倒、処理した。直径は20cm程度、高さは20m程度であった。広葉樹であること、斜面にあることを含め、伐倒時の回転、伐倒方向の不安定性等を考慮し、2方向にロープを張るなどの安全対策を講じて行った。
5. 落ち葉かき: 12月20日のイベントに備えてジグザグ道の落ち葉かきを行った。作業担当者からは将来的に一部山腹での土留め工事や岩くずの処理について検討すべきとの意見が出された。
6. その他:竈での火起こし、薪割り、小屋の片付け、清掃、植物の名札付け準備などを行った。
また、今回コロナのために一年を締めくくる忘年会は行われないため、昼休みに各メンバーから今年の活動、来年に向けての計画、抱負について意見を聞いた。
参加者:17名
飯塚、家、池田、稲葉、上村、小野、上林、岸本、芝原、長岡、野間(ML)、林(FIT HP)、前田、槙田(写真)、水木、望月、森田
開会式と安全注意
東尾根の階段整備
コナラの伐倒木の処理
学園校舎裏の危険木の伐倒
昼食タイムでの一年の振り返り
ジグザグ道の落葉搔き