曇り空のもと、10時にはパウロの森に全員集合して、快適なキャンプのためにターフ張りから始まりました。テントも設営して準備OK。
昼食は流しソーメン。森の中の粋な食事です。その後は、ムササビの習性を確認講習。食痕、正露丸のような糞。鳴き声などなど、、。日の入前に3か所に散って、日の入後まで探索のがまんの張り込みです。今年も残念ながらふられましたが、来年は巣箱を作りそれを観察して、パウロの森にムササビありの宣言をと誓いました。生徒が多数見ているのにくらぶ員はまだなんです。
夕食は林料理長の自家製ベーコン、ハムのスペシャル料理を堪能。水木、前田副料理長も納豆ネギたっぷり卵焼きなどおいしい食事を作ってくれました。森の静寂の中で火を囲んでの語らいで夜も更けました。
夜半に小降りの雨があったようですが、学園から借用したシュラフも心地よく、気持ちの良い森の朝を迎えました。午前は、今回すべての段取りをしてくれた稲葉幹事の案内による林道までの開発地巡り。高橋ピークまではやはり急な尾根登りでした。
森の広場で食べるキャンプの食事は何度あってもいいものです。昼食後14時すぎの解散となりましたが、皆さん「また来年も来たい」との声でキャンプの中身が濃く充実していたことが分かります。
8月第一水曜定例活動
前日までの雨も上がり、やや湿度が高いものの、比較的作業しやすい日となりました。最初の全体ミーティングでは、作業内容の確認、準備体操、安全注意と「安全手帳読み合わせ(保険関連)」を行ったあと、4班に分かれて作業を実施しました。
広場の整備班は、7月24日に聖パウロ学園高等学校1年生を対象に実施した環境教育プログラム(パウロネイチャープログラム:PNP)で間伐した切り株を教材にして「間伐研修」を実施しました。伐倒した8本すべての切り株と周辺状況を確認しながら、間伐作業の内容、手順や安全性はどうだったか、また改善点などを話し合い、今後の活動の参考としました。昼前より小雨が降り出したため、間伐訓練では伐倒は行わず、森林内に残った間伐後の切り株を利用し、受け口、追い口を切る作業の練習を実施しました。
枯損木の処理班は、チェンソーを使いグラウンド横の道路の上空に張り出した枯れたコナラとヒノキ2本を伐倒処理しました。
また、PNPで使用した物品のメンテナンス、パウロの森の案内看板作成作業は降り出した雨で順調に作業ができませんでしたが、今後の活動の準備をすすめました。
14時に全体で振り返りを行い、事故なく無事本日の作業を終了しました。ムササビの仕業と思われる膨らみ始めたクヌギの実がたくさん落ちていた様子も報告され、アキアカネも姿を見せ始め、静かに近づく秋と森の生き物たちの気配を感じることができました。今年も、帰り道のブルーベリー畑で美味しく色づいた夏の味覚ブルーベリー狩りを楽しみました。
参加者: 22名
報告者: 小川能男