パウロの森のデイキャンプ 2022年9月11日(日)

 開会式とともに曇がとれ、爽やかな秋晴れの下、パウロの森においてデイキャンプが開催されました。全体で6班に分け、午前中の第一部は、ブルーシート2枚と竹の支柱、ロープを使用し、自然の中で風雨、日の光をしのぐためのタープを作りました。お父さん、お母さん方とお子さんが、声を掛け合いながら、一生懸命ロープを引っ張ったり、竹ペグを打ち込んだりと見事にタープを組み立てました。ある班では何故か雨乞いをするお子さんがいたそうです。

 

 第二部は、火起こし、飯盒炊さん、カレー作り、残り火で焼き芋、焼きマシュマロを堪能しました。火起こしでは、初めての経験者も多く、なかなか火が付かず、また、風向きで煙にむせ返るお子さんも見受けられました。そして、出来上がったカレーを第一部で組み立てたタープの下で、口いっぱいにほおばり、おかわりするお子さんやお父さんが続出し、カレーもご飯も完売し、ご飯は足らないくらいの盛況ぶりでした。焼きマシュマロ、焼き芋は別腹とばかりに、口にするお子さんを見て、親御さんたちも満足そうでした。最後にはマシュマロが無くなり泣き出すお子さんが出るほどでした。

 

 午後からは、パウロの森の探検です。目の色を変えて、昆虫を探すお子さんやオヤマボクチの面白い形、ツリバナの赤い実、小さく可憐なツルリンドウ、ハグロソウなどを親御さんたちも興味深く観察しつつ、ザトウムシやクモの隠れ帯を見つけ感動しているお子さんもいました。アンケートでは、お子さんは虫取り、植物、森の観察などの記入があり、親御さんは、テント作り、ロープワーク、火起こしの記入が多いようでした。今後もお子さんたちが、自然や森林、動植物に興味を持って大きくなることを期待したいと思います。