今年の最後の公募イベントは、前日の寒い雨から一転して、穏やかに晴れた日の開催となりました。

　広場での開会式後に、班ごとに森の散策に出発。落葉樹と常緑樹を見比べ触り比べ、落ち葉の下のどんぐりを探し、葉っぱの匂いを嗅ぎ、シカやイノシシの活動の痕跡を探し、五感を使いながら進みます。リースの材料になりそうな枝、実を見つけては採集し、リースの材料になる蔓も収穫しました。

　次は、あらかじめ準備したリース台に採ってきた蔓を巻き付け、リースの土台を仕上げます。リースの輪っかに蔓を巻くのですが、長〜い蔓は扱いが難しく、苦戦していました。

　午後は飾付けタイム。子供主体で、大人はサポートに徹します。松ぼっくり、クルミの実、トチの実、ヒイラギなど沢山の素材から材料を選び、自分でノコで輪切りした丸太に絵を描いて、オリジナルのオブジェを作ります。サクサク進める子、じっくり取り組む子、途中で少し飽きてしまう子、、色々な姿が見られましたが、子供たちは思い思いに自分のリースを飾付け、宝石のように小さな実をたくさん付けたリース、輪切り丸太のオブジェを付けたリース、森で採った葉っぱで飾ったリース、、、それぞれに素敵な作品が仕上がりました。

　昼休みには舞い落ちる木の葉を眺め、休憩時間のお汁粉でほっと一息つきました。秋の終わりの森を味わう1日になりました。