聖パウロ学園・パウロの森くらぶ

ボーイスカウト「森林愛護章」講習会

 2024年8月18日(日)

 運営:パウロの森くらぶ、協力:聖パウロ学園高等学校

開催場所パウロの森(森の広場、第2~第3広場、東尾根)


【実施概要】パウロの森の自然観察を通してボーイスカウト東京連盟技能章「森林愛護章」に関する灌木喬木それぞれ10種の識別と名   称・特性、用材となる植物10種とその用途、森林を害する害虫・害獣と防除法等の知識を取得する。また森林内の作業  (間伐・枝打ち・玉切り・皮むき・植栽)を体験する。


          台風一過の猛暑日となった日曜日に、恒例のボーイスカウト東京連盟の「森林愛護章」講習会がパウロの森で開催された。制服姿のスカウトたちがパウロの森に集まり厳粛なる開催式の後、林内作業に適した服装に着かえ、林主任講師の話、安全注意、準備体操の後講習会が始まった。

午前中はA・C班、B・D班の2グループに分けてヘルメット、手袋をつけて第3広場近くの林内のスギの木2本の間伐を行った。スタッフの指導のもとスカウト全員が交代しながら大鋸で受け口、追い口を作り厳重な安全管理の中で伐倒した。この後全員で枝打ち、玉切り、竹べらで皮はぎを体験する。通常出来ない貴重な体験ができてスカウト全員大喜びだった。

午後は4班に分かれてヘルメットを着け東尾根のルートでの植物観察をする。林内を実際に歩きながら班長からパウロの森に生育している各樹木の違いを枝、葉を手に取り五感を使っての説明を受け、各自も手に取り匂いを嗅いで感触の違いを確かめながらそれぞれの樹木の違いを確認していた。また背丈から上が鹿に食われたアオキを目の前にして鹿の存在と害を認識していた。第3広場近くでスタッフ指導の下に各班2本のコナラの実生苗を植栽して全プログラムを完了した。

閉会式でパウロの森くらぶ林代表よりスカウト代表に修了証書が授与されて、今年の講習会も無事に終了した。(写真は閉会式修了証授与のようす)


【参加者】ボーイスカウト東京連盟 役員:時田委員長含め12名、スカウト:37名

【スタッフ】主任講師:林公康、講師:小野梨香、岸本雷太、熊木秀幸、芝原久、森田寛臣、アシスト:室伏憲治、吉田昇