主催:聖パウロ学園、共催:パウロの森くらぶ
パウロネイチャープログラム(PNP)通信制後期Ⅱ
~飯盒炊飯、竹パンとシチュー作り、スギで草木染め体験~
2024年11月13日(火)
開催場所:パウロの森 (聖パウロ学園学校林)
10月30日に行われたプログラムと今回のプログラムの両方に参加すると生徒は単位が取得できる。当日は17名の生徒たちが火起こしと薪割り体験、飯盒炊飯、竹パン、シチューの食事作りや草木染めとたくさんの内容をこなした一日だった。
午前は、竈の火加減を上手く調整しながら、飯盒と竹筒を使用して13合のご飯を炊いた。パン作りでは「木元竹末」の言葉どおり、末から元にぱかーんと二つに割った竹を焼き型にして、発酵させた生地を並べ入れ、ふっくら上手に焼き上げた。野菜やウィンナーを刻んで入れたホワイトシチューは大鍋いっぱいに出来上がった。野外で食べる食事は格別だ。調理したものを「おいしいね」と互いに褒め合い、楽しく昼食をいただいた。
午後は、生徒たちが前回のプログラムで伐倒したスギの枝葉を材料に草木染めを体験した。始めに草木染めの歴史や仕組み、模様付けの方法を説明した。その後、さらしを屏風折りしたり、板締めや絞りなどで各自思い思いに模様付けをする。緑のスギの葉を煮出した染液はアルミ媒染にすると優しいサーモンピンクに、鉄媒染では渋い小豆色に変化した。精錬、染色、媒染の作業を終え、染め上げたものを広げる瞬間がわくわくだ。唯一無二の立派な作品がロープに次々と並ぶと、皆の顔に笑みがこぼれた。
生徒たちはあと数か月で卒業しそれぞれの道へ進んでいく。自然豊かな学園の森で過ごした一日を貴重な経験としていつの日か思い出してもらえると嬉しい。(写真はできあがった作品を鑑賞し、講評を聞く様子)
【参加者】通信制生徒17名(男子9名、女子8名) 加藤先生・竹内先生
【スタッフ】幹事:日比、班長:日比、氏家、福山 (報告) アシスト:飯塚、林、前田