パウロの森の四季折々のギャラリーです
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・10月になってやっと安定した気候になりました。
穏やかな日が続いています。
・2014年9月にヌルデの虫こぶを紹介しました。今年はいつもよりたくさんの虫こぶを
つけています。
今回はヌルデの実です。
ヌルデ 雌雄異株、熟した実が分泌する白い物質は酸味の混じった塩辛い味がする。
・パウロの森にはサンショウと名のつく植物が4つあります。
サンショウ、イヌザンショウ、カラスザンショウ、そしてフユザンショウです。
実がなっているのを初めて見つけました。上記の3つは落葉しますがフユザンショウは常緑です。
フユザンショウ 雌雄異株、葉が複葉、軸に翼がありトゲが対生につく
・咲いている花
オケラ、シラヤマギク、オトコエシ、ノダケ、ゲンノショウコウ、シロヨメナ、
ヌスビトハギ、ノハラアザミ(花期:8-10月、花上向き、総苞:丸っぽく粘らない)
アズマヤマアザミ(花期:9-11月、花横向き、総苞;粘る)
ヤブマメ(花期:9-10月、閉鎖花は細い地下茎につくので豆果も地中にできる)
・実ものでは
ツリバナ、オトコヨウゾメ、ガマズミ、ゴンズイ、ヤブムラサキ、ナツハゼなど
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・9月は台風が多く、パウロの森の西側の水無し川にも水が流れ始め、感じの良い渓谷になっています。
・2013.秋にツルニンジンの花を紹介しました。
今回は実です。細長い萼が5枚開いて星形になり、まるで手裏剣のようです。
・可憐なツルリンドウの花が咲いています。花のイメージと違い、つるんとした赤い実をつけます。こうご期待!!
・今の季節小さな花をみかけます。
キツネノマゴ、イヌトウバナ、シュウブンソウ、ハグロソウなど
・咲いている花
ノダケ(セリの仲間は白い花が多いですが、この花はあずき色ちょっと忘れられない色です)
ツリフネソウ、シラヤマギク、ヤブニョウガ、オトコエシ、モミジガサ、
カシワバハグマ、ヤマホホトギス、ノブキなど
・雨が多いせいかキノコがたくさん出ています。
ツチグリ(ちょっと押すと中の丸い穴から胞子を煙のようにだします)
カメムシタケ(カメムシに寄生するキノコ、キノコを引っ張るとカメムシがついてきます。ぜひ写真をアップで見て下さい。カメムシがみられます。)
・マタタビの虫こぶが落ちていました。
果実に産卵してできた虫こぶ。マタタビミフクレフシ(マタタビミタマバエ)
木天蓼と呼ばれ、体を温める効果があり、漢方薬・生薬に利用されます。
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・毎日暑い日が続いています。
・パウロ学園に入る手前にブルーベリー畑があり、ブルーベリー狩りを行いました。
いろいろな品種があり、味も様々でした。
・ヤマハギ、リョウブ、クサギの花が咲いています。
クサギ(臭木)名の通り葉と枝には強い臭気があります。花はとても良い香りがします。果実は光沢のある藍色と萼が赤、とても目立ちます。藍色の実は草木染めにするときれいな空色に染まります。
・草本ではヒヨドリバナ、ガンクビソウ、ヤブラン、ヘクソカズラなどの花が咲いています。
ヘクソカズラはもんだり、つぶしたりして初めてその臭気に気づきます。名前の割にはかわいい花をつけます。
・オニグルミの実がたわわになっています
・ツノハシバミ 2014年3月に花を紹介しましたがやっと果実の写真を撮ることができました。この写真はツノが1個ですが4つ位までツノが出ることがあります。
この中には人が食べても香ばしいナッツが入っています。
・アカメガシワの若い果実
・エゴノキ 2016年5月に花を紹介しましたが今回は果実と虫こぶの話です。
緑白色のかわいい実が枝いっぱい垂れて、熟すと硬いタネがむき出しになります。
果皮はサポニンを含み、かむと“えぐい”のが名の由来。
珍しいものを発見!
これは芽にエゴノネコアシアブラムシがついて生じた虫こぶ。形からエゴノネコアシと呼ばれています。
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・6月5日梅雨に入りました。
花も春から夏へ衣替え、これからはブルー・紫系の花が増えていきます。
・今年イチヤクソウが群生している場所を見つけました。
樹の下でたくさん顔を出しています。
西尾根ではまだツボミですが、東尾根のイチヤクソウは明るい場所のせいか
咲いていました。
・ミヤマホオソ(別名ミヤマハハソ、ホオソはコナラのことで葉がコナラに似ているため)
やウリノキの花が咲いています。
・その他 ウツギ、ヤマボウシ、テイカカズラが満開です。
・ギンリョウソウも見つけました。
・草本の花ではニガナ、ムシトリナデシコ、シャガなど
・実ものでは
ミツバウツギ、サンショウ、フユザンショウ、クロモジ、オトコヨウゾメ、クサイチゴ
ニワトコ、イタヤカエデなど
モミジイチゴとヤマグワは食べごろです。
・ルリタテハの幼虫がシオデの葉を食べていました。大きくて迫力満点!
幼虫のトゲは長く、毒々しく見えますが触っても害はありません。
毒々しく見せているのは、毒を持つチョウに似せて天敵から逃れる作戦。
成虫はきれいな瑠璃色をしています。
(下線___の植物は写真があります。写真をクリックすると大きくなり名前もわかります)
・新緑がとても鮮やかです。
・エゴノキ、ヤマボウシが満開です。
・コゴメウツギ、マルバウツギ、ガマズミ、ガクウツギ、ホオノキの花が咲いています。
ウリノキ、ミヤマホウソはまだツボミです。
・パウロでは珍しいイチヤクソウがツボミを持っていました。
咲くのが楽しみです。
・草本の花では
サイハイラン、ササバギンラン、フタリシズカ、ニガナ、シャガなど
・隣り合って、スイカズラ(花が白から黄色に変わることから金銀花ともいう)
テイカカズラ(ほどよい強さの光が届く高さまでツルを伸ばすと葉型を変えて開花、
結実する)の花が咲いていました。
・オオミズアオ(ヤママユガの仲間)がちょうど羽化したところでじっと羽を広げていました。大型でとてもきれいな色をしています。