パウロの森くらぶ・森林環境教育

恩方第一小学校 1 年生 出前授業

 

2018 年 10 月 25 日(木) 場所:パウロの森(八王子市下恩方町)

 

 

 芝生広場に組別に整列して開会式。その後ムササビのなき声を真似た掛け声でジャンケン体操をし て体と心をほぐし、ヘルメットをつけて森の探検の準備ができました。小学 1 年生では体格差が大き くヘルメットだけが大きく見える児童もいました。 早速班毎に講師の案内で森の探検開始。

 

 講師の話に耳を傾け示す方向を真剣に見つめていました。 児童にとっては、森の中の全てが興味の対象。今日は葉っぱのことを学び集めることが中心でしたが 葉についている虫にも落ち葉にも関心を示しました。散策路に入った途端「赤い葉っぱがあるよ」 「面白い形の葉っぱがある!」と歓声をあげていました。葉っぱだけでなく落ちているドングリも好 きでたくさん集めた児童もいました。緑や赤や黄色だけでなく意外にも落ちて黒くなっている葉っぱ にも、まだ付いている木の実にも興味を持った児童もいました。形や色だけでなく触って痛い、気持 ちの良いまた揉んで好きな匂い、嫌いな匂いが出る葉っぱがあることを知りました。

 

 探検コースはパウロの森の東尾根伝い。大人にとっても辛い急登の連続です。それでも「疲れを知 らない子供」たちは元気な声を出して登って行きました。丘の頂上の見晴らし台で一休み。ここには 野草の花がたくさん咲いていました。ここから一旦少し下ってまた急登です。いよいよ尾根登りの最終点のアラカシ広場から階段を下って森の広場に集合です。 ここで小休止した後、記念植樹です。

 

 事前に場所を決めて穴を掘り担当者が待っていました。1 組は イヌザクラを 2 組はウワミズザクラを植えました。植栽木を置いたところに全員がまあるくなって順番にシャベルで土を、ヒシャクでバケツの水をかけ、無事に成長することを願いました。最後に組毎に記念写真を撮って植樹が完了。児童とともに植栽木のこれからの成長が楽しみです。昼食をする芝生広場までは長い降り坂。足取り軽く広場に集合。シートに座ってお弁当での楽しい 食事の時間です。心を込めて作ったキャラ弁もあり賑やかに元気な声が飛び交うひと時でした。

 

 午後は、集めた葉っぱを画用紙に描く時間です。真剣に見つめてボタニカル・アート風に精確に、 葉っぱの特徴をとらえてデフォルメに、そして五感で感じとったままを抽象的に表現するなど、大人と違って先入観がない分面白い絵(葉っぱ)がたくさん描けました。葉と自分の名前を描いて葉っぱ 描きは終了。分からない名前は講師に聞いて覚えました。これからこの作品がどのように発展してい くか楽しみです。

 

 最後に班毎に描いた作品をみんなが手に取って”ハイチーズ”の集合写真の撮影。 閉会式後列を作って帰っていく児童たちと講師たちは「ありがとうございました」「ありがとう、またね」の言葉を交わし”ハイタッチ”でスキンシップ。今日の楽しい森の探検の余韻を持って児童 の列が坂の下に消えて行きました。

 

参加者:恩方第一小学校 1 年生 38 人及び担任先生 2 名、校長先生、実習生 3 名

FITスタッフ:槙田(幹事)、瀧浪、長岡、林、原田、福原、森田、小川和、家(報告、写真)、入江、前田

 

(※)本事業は、ふるさとのシンボル的な森の再生を目的として、(公社)国土緑化推進機構の「緑の募金」の活用により実施されたものです。この事業で

   使用した「緑の募金」は、「ファミリーマート夢の掛け橋募金」からの寄付金によるものです。

 

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