シジュウカラの巣箱を作ろう! 2019年11月3日(日)

 参加のご家族は大久保バス停に集合し、幹事の引率で元気にパウロの森へ到着した。子供たちは期待に胸を膨らませている。最年少は4歳。予定通りに開会式が始まり、安全注意、楽しい「森の動物体操」をして心と体をほぐして、午前のメニューのシジュウカラの巣箱作りが始まった。

 

 子どもたちは初めて使う鋸に「なかなか難しい~!」「でも頑張る~!」と挑戦していた。お母さんと班長の協力で見事に巣箱が完成し、出来上がった巣箱を嬉しそうに抱えていた。

 森の探検では、五感を使い、葉の香りを嗅いだり、小鳥たちの好きな木の実を見つけたり、ご神木の元に生まれた「ツチガキ」をそっと触り、ふわっと飛ぶ胞子にビックリ! シイタケのホダギや頭を出したナメコを触ったり、旅をするアサギマダラの幼虫をキジョランの葉裏に見つけて「冬を越すの?」と不思議そう。

 お弁当を食べていると、薄日が差しはじめ、暖かな光の中をアサギマダラがヒラリヒラリと舞い「あれがお母さんだね~!」と子どもたちは初めての出会いに目を輝かせていた。

 午後はエゴノキの丸太切り体験。午前中の巣箱作りで、かなりコツを覚えていて2枚3枚とチャレンジする子もいる。お母さんたちも負けてはいられないとチャレンジ。家族に良いお土産が出来たと嬉しそう。タラヨウの葉にお手紙を書いたり、ブンブンゴマにお絵描きをしたり、大勢の時はできないような充実したメニューに参加された皆さんは満足されていた。帰りには「落ち葉だめに眠っているカブトムシの幼虫を育ててくださいね」と、スタッフの細かい育て方の話を真剣に聞いていた。命の大切さを感じてほしいと思う。

 楽しい時間はあっという間に過ぎる。閉会式の後、参加者の皆さんと一緒にバスに乗り高尾駅まで無事にお送りすることが出来た。手を振りながら「また来年も来るね~!」と皆さんから嬉しいお別れの言葉をいただいた。